ディーンを機長とするパンナムのクルーは、CIAのリチャードの手配りでヨーロッパ線からアジア線へと旅程が変わる。ケイトにラングーンからジャカルタまで「カメラ」を運ばせるためだ。ラングーンで海軍将校と出会い、副操縦士のテッドは自分が海軍のテストパイロットだった事を苦々しく思い出す。彼はかつて宇宙飛行士になるため海軍で飛行時間を積んでいたが、迎撃機の故障で墜落事故にあい、その責任をとらされ名誉除隊を強いられたのだった。
1963年ニューヨーク、アイドルワイルド空港。アメリカ最大のエアライン『パン・アメリカン航空(通称:パンナム)』は、新型機ボーイング707のニューヨーク⇔ロンドン間初就航という記念すべき瞬間を迎えていた。フライト当日、搭乗予定だったパーサーのブリジットが現れず、代役で急遽呼び出されたマギー(クリスティーナ・リッチ)は、パンナム本社からヘリコプターで空港へと急行する。期待と緊張を胸に初フライトに臨む新人客室乗務員のローラ(マーゴ・ロビー)、ローラの姉でスパイ活動に手を染めるケイト(ケリ・ガーナー)、恋多きフランス女性コレット(カリーヌ・ヴァナッス)、それぞれの思いをのせて、栄光のロンドン便が大空に飛び立つ…。
2011年/アメリカ/45分
製作総指揮:ジャック・オーマン
キャスト:クリスティーナ・リッチ、マーゴット・ロビー、ケリ・ガーナー、カリーヌ・ヴァナッス、マイク・ヴォーゲル