ホーンテッドの奇襲を受け、串刺しにされたタケル。その姿を目にしたキセキの中の異形は、絶叫とともに暴走を始める。触れたものすべてを侵食し、自らの一部と化してしまう幻想生物・百鬼夜行。ひたすらに増殖を続ける異形は、周囲のあらゆるものを飲み込み始める。今を共に生きる仲間たちのため全てを賭けて戦うことを決意し、遂にヴラドとの契約を果たした桜花。そして小隊の仲間たち――うさぎ、斑鳩、マリもまた、この事態を収束すべく、それぞれに戦いを続けていた。一方、意識を失ったタケルは、異空間でラピスと対峙していた。彼女は再びタケルに問う。「あなたは目的のためならば、大切な物を捨てられますか?」と。そのとき彼の脳裏に浮かんだのは……。