白竜体調不良のため数日間の滞在を決め込む一行。八戒から買い物を頼まれた悟浄は、町でチンピラに絡まれている少年・金閣を助ける。強いんだね、と感心する明るく無邪気な金閣に好意を持った悟浄は、俺と旅している奴らに比べたら大したことはないと言い、奴らと一緒にいるせいでろくな目に遭っていないと冗談半分で愚痴る。その後、金閣と分かれ買い物を済ませた悟浄は、遅くなったと足早に宿に戻るが、その惨劇に凍りつく。荒れ果てた部屋の中で倒れている三蔵たち。意識はない。立ち尽くす悟浄の背後で、巨大な妖怪をつれた金閣が「助けてくれたお礼だよ」と無邪気に笑う。