シャオミーの二軍落ちを心配するハン・シャンイエンは、K&Kに入るよう再び誘いをかけるも、シャオミーから断られる。三亜へやって来たトン・ニエンは、ジョウ・シャンから食事に連れ出され嫌味たっぷりな言葉を聞かされるものの、駆けつけたハンに救われる。しかし、ジョウ・シャンから自分の知らない昔の話を聞かされ軽い嫉妬も覚えるのだった。一方、ソロとスー・チョンは、2人の娘シャオアイの養育権をめぐり口論になる。

短い時間も2人きりで過ごし距離を縮めていくハン・シャンイエンとトン・ニエン。しかし三亜を発つ前日、ジョウ・シャンがまだ1週間はハンと一緒にいると知りニエンはショックを受ける。そんな彼女を観光に連れだしたハンは自分のために彼女が徹夜でゲームを作っていたと知り、愛しさがこみ上げて思わずキスしようとする。三亜から学生寮に戻ったニエンはルームメイトのヤーヤーから付き合っている相手について根掘り葉掘り聞かれるのだった。

トン・ニエンは大学院の同級生のヤーヤーが、中学時代からチームSOLOのファンで中でもシャオミーに憧れていたことを知る。親友の長年の夢をかなえるため、ニエンはハン・シャンイエンにサプライズを頼む。2人の計画がうまく運び、ヤーヤーは初めてシャオミーと対面し、さらにチームSOLOの面々にも会い、有頂天になるのだった。その頃、ソロはチームSP本部から戦績の振るわないシャオミーに関して、とある指示を受けていた。

ヤーヤーは憧れのシャオミーに会えたうえ、シャオミー、ハン・シャンイエン、オウ・チアンが遊ぶ姿を見て大感激。一方、トン・ニエンはジェン・ホイから母親が病気を患ったと相談され、ニエンの父が勤める病院で検査を受ける間、彼の母親をトン家に滞在させることに。仕事人間のハンに何か贈りたいニエンはヤーヤーに相談。ヤーヤーはシャオミーにハンが好きな物は何かと探りを入れる。そして手伝ってくれたお礼にとシャオミーを食事へ誘い…。

ハン・シャンイエンとトン・ニエンが別れたと耳にしたハンの祖父は、孫を連れてニエンの家へ向かう。そこでジェン・ホイに遭遇し、ニエンの母親が彼を気に入っているのを目の当たりにして意気消沈する。ハンの職業や性格を快く思わないニエンの母親は、ハンに直接不満を訴え二度と娘に近づかないよう警告。ハンは強く反論することもなく母親の思いを受け入れる。そしてニエンに対して急に冷淡な態度を取るようになり…。

トン・ニエンと別れることを決意したハン・シャンイエンは、独りノルウェーへ。結婚を控える義母から恋人へのプロポーズに使えと高価な宝飾品を渡されるが断る。一方、ニエンはハンと連絡が取れないことから彼が怒っていると思い込んでいた。そんな彼女のもとを突然シャオアイが訪ねる。翌日、家出したシャオアイをソロに渡すため、一緒にチームSPの試合を観に行くことに。実は、それはシャオミーにとって特別な試合だった。

グループリーグ最終戦にSPメンバーの1人として出場したシャオミーは、過去の強さを取り戻してチームを勝利に導く。だが勝利の喜びも束の間、シャオミーは引退を電撃発表。試合を見守っていたハン・シャンイエンも大きなショックを受けるのだった。悪いことは続き、デモを辞めさせようとデモの母親が連日クラブを訪れていた。一方、ハンの態度が急変したことに悩むトン・ニエンだが、話ができないままハンたちと食事に出かけることに。

ハン・シャンイエンに別れを告げられたトン・ニエンは、ショックで泣いてしまう。大学に帰るなり、別れのつらさを紛らわすためプログラミングの研究に打ち込むのだった。一方、K&Kではeスポーツに理解のないデモの母親とハンが初対面を果たす。息子の将来を心配する母親に対し、ハンは生涯報酬を保証する破格な契約を提示。母親の理解を得ることに成功する。翌日、ハンはニエンを傷つけたことが頭から離れず、ランメイ夫妻に連絡を取り…。

引退して故郷へ帰るつもりだったシャオミーだが、ヤーヤーとトン・ニエンの説得によって、ひとまず上海に留まり今後の仕事を考えることに。ヤーヤーに部屋探しまで手伝ってもらい背中を押されたシャオミーは新たな生活を始める決心をする。新居に引っ越した日、ハン・シャンイエン、ソロ、オウ・チアンがお祝いのために駆け付け、シャオミーとヤーヤーは、ハンとニエンを2人きりにしようと、あの手この手で策を繰り出す。

トン・ニエンに対する自分の気持ちを再確認したハン・シャンイエンは、彼女に会いに行き、ニエンに告白しようとしたジェン・ホイを追い払う。帰り道、ニエンは“後悔している”というハンの言葉に喜びを隠せない。一方、スー・チョンがノルウェーにシャオアイを連れていくことに。それを嫌がるシャオアイは家出しニエンの寮へ行く。本当はシャオアイを手放したくないソロだが、娘は父親より母親といるほうがいいと苦しい胸の内をハンに明かす。

ソロとスー・チョンの過去をよく知るハン・シャンイエンは、2人の出会いからシャオアイが生まれてソロの手に渡されるまでの経緯をシャオアイに明かす。父親にも母親にも捨てられたと傷つくシャオアイだったが、スー・チョンと２人きりで話をしたことで、母親から愛されていることを実感。また、スー・チョンもアイ・チンからの助言を聞き入れ、シャオアイが最も愛しているのはソロであることを受け止め、娘を連れて行くのを断念するのだった。

もうすぐハン・シャンイエンの祖父が帰国すると知ったトン・ニエンは、母親に働きかけ、トン家とハン家で蘇州にあるハンの祖父の実家を訪問。祖父の姉から結婚を急かされたハンは気まずい思いをするが、ニエンと散歩したり、船に乗ったりと、つかの間のデートも楽しむのだった。その日の夜、祖父はハンに働きすぎだと言い、ハンは祖父を引き取るつもりがあると伝える。互いを気遣いながらも平行線の2人だが、ついに祖父の帰国の日となり…。

無憂（むゆう）と一緒になる決意をした容楽（ようらく）だったが、将軍府へ戻るとふちゅう（ふちゅう）に軟禁されてしまう。無憂は将軍府に押しかけ容楽を奪い返そうとするが、自らの命が短いことを知った容楽は、無憂を悲しませないため、そして彼が不利な立場に追い込まれないよう、わざと冷たく追い返す。また、尉（い）国討伐に出征する北臨（ほくりん）帝は、大将を1人同行する意向を示す。156

北臨帝はふちゅうを従軍させると決め、逆らった無憂を南境に追放し、不在の間の政（まつりごと）を皇太子に任せたが、これは敵を欺く芝居だった。そんな中、ふちゅうが夜通し皇帝直属の禁衛軍と密談をしていたのを怪しんだ容楽は、彼の書斎に忍び込み、隠されていた中山（ちゅうざん）城の兵力配置図を見つける。一方、ふちゅうは皇太子を訪ね、謀反を起こすべきだと焚きつける。156

部屋を抜け出した容楽は、出征したはずのふちゅうが将軍府の離れで痕香（こんこう）と密談しているのを目撃。彼らが皇太子に謀反を起こさせようとしているとわかると、今や彼女の忠実な部下である項影（こうえい）に兵力配置図を託し、無憂に届けさせる。また、自分は馬を飛ばして軍営に駆けつけ北臨帝に状況を説明するが、そこにいないはずのふちゅうが現れて…。153

軍営にやってきた范陽（はんよう）王は、北臨帝暗殺は無憂の仕業だという報告に反論するが、偽者のふちゅうは范陽王も無憂の謀反に加担したと主張し、兵らに殺害を命じる。一方、都では、皇太子がふちゅうの協力による皇位簒奪（さんだつ）を頼みにして放蕩（ほうとう）の日々を送っていたが、皇帝が暗殺されふちゅうが正体を現したことで、彼の計画に利用されていたと気づく。151

ふちゅうは禁衛軍を手中に収めたうえで無郁（むいく）も軟禁し、都で無憂を迎え撃つ態勢を整える。一方、将軍府に連れ戻されてしまった容楽は、ふちゅうに復讐の念を捨て、謀反を諦めるように説得するが、彼の決意を変えることはできない。そんな中、都がすでにふちゅうの手に落ち、自分に父殺しの濡れ衣が着せられたと知った無憂は、反撃を誓う。150

ふちゅうにもたれかかった容楽は、彼を受け入れて一緒に遠くへ逃げるという、復讐を諦めさせるための条件に応じる。ふちゅうは余命わずかの容楽との穏やかな暮らしを夢見るが、翌朝、隣に寝ているのが容楽の扮装をした痕香だと気づき、容楽が無憂への愛を捨てることはないと思い知らされる。一方、容斉（ようせい）が西啓（さいけい）から密かに容楽を訪ねてきて…。154

無憂は南境から都に帰還。折しも、皇太子は即位を急ごうとしていたが、禁衛軍と朝臣たちを味方につけた無憂はそれを阻む。だが、そこに不遜な態度のふちゅうが現れて、雅璃（あり）との結婚を宣言。さらに、ふちゅうは寝台の上でもがき苦しむ容楽を連れてきて無憂に見せると、彼女に蝎寒散（かつかんさん）という理性を失い死に至る毒を飲ませたと言って、投降を迫る。155

無憂を投降させたものの、容楽が白髪となり昏睡したことに取り乱すふちゅう。彼が毒を飲ませたのは容楽に扮した痕香ではなく、本物の容楽だったのだ。その後、朝堂で皇太子を糾弾したふちゅうは、自分は苻鴛（ふえん）の子で北臨帝の長子だと名乗りを上げ、皇位継承権を主張する。一方、目覚めた容楽は無憂を救うために強くなろうと決意する。150

容楽は黎（れい）王府に滞在する蕭可（しょうか）を訪ねて、密かに墨玉（ぼくぎょく）扇を託す。そして、項影に用意させた名剣で稽古を始める。一方、天仇門（てんきゅうもん）に追われていた痕香は、項影に救われ生き延びるように説得されると、剣を捨てて立ち去る。また、残酷なふちゅうの素顔を知って自分が利用されたと悟った雅璃は、自ら命を絶とうとするが、ふちゅうに阻まれる。149

雅璃は皇后の助けを借り軟禁部屋から脱走。一方、容楽はふちゅうをだまして令牌（れいはい）を手に入れ、その令牌を使ったしょうさつ（しょうさつ）と無相子（むそうし）が無憂を救出する。檻につないだ無憂を連行するふりをして皇宮の門を出ようとしたその時、兵に追われた雅璃が彼らの前に飛び出してくる。雅璃を助けて一緒に逃亡した無憂たちは、容楽の後を追い思雲（しうん）陵に向かう。153

無憂と容楽は追ってきたふちゅうを振り切り、仲間とともに筏（いかだ）で川を下り南境に向かう。そして、2人はこれからずっとともにいると誓い合う。一方、皇太子が乱心したとの報告を受けたふちゅうは、自分を父と呼び、遊んでくれとせがむ少年のような皇太子を目の当たりにする。そこへ天仇門に捕らえられた皇太子妃が現れ、林申（りんしん）の刃に倒れると…。154

北臨がふちゅうの支配する北境と、無憂の治める南境に分断されて1年。無憂と容楽たちが穏やかな生活を送る一方、辺境では争いが続いていた。そんな折、無憂を国君（こっくん）として迎え、同盟を結びたいという国書が宸（しん）国から届く。また、辺境の戦で羅（ら）家軍の統帥・羅植（らしょく）将軍とともに活躍した無郁が凱旋（がいせん）し、無憂と容楽に報告にやってくる。149

白鳳九（はくほうきゅう）は宋玄応（そうげんおう）の妖刀で斬られて怪我を負う。すると、そこに駆けつけたようせいていが宋玄応を阻むと白鳳九と宋玄仁（そうげんじん）を地下宮殿から逃す。そして、ようせいていと宋玄応の死によって承虞国は平和を取り戻したのだった。だが、自分のせいでようせいていが命を落としたことを悔やんだ白鳳九。彼女は宋玄仁の制止を振り切ると崖から身を投げて…。

人間界での記憶を失くした東華帝君（とうかていくん）は太晨宮で目覚める。その頃、人間界で鎖魂玉を手に入れた聶初寅（じょうしょいん）は魔界に戻り、それを緲落（びょうらく）に献上する。一方、いつかようせいていを神仙として生き返らせたい白鳳九（はくほうきゅう）は遺体を幽冥司の冥主・しゃこしゅうに預けると青丘へ戻る。そして、天族の皇太子・夜華（やか）との婚礼の支度に追われる叔母の白浅（はくせん）と会って…。

成玉（せいぎょく）とお酒を飲んだ白鳳九（はくほうきゅう）は父・白奕（はくえき）から滄夷（そうい）神君との縁談について打診される。そこで辛い恋を忘れる機会かもしれないと同意した彼女は約定書に爪印まで押してしまうが、酔いから醒めると後悔して縁談を取り消そうとする。ところが、白奕は叔父・白真（はくしん）の説得にも応じない。そこで、仕方なく滄夷神君に直談判しにいくと…。

白鳳九（はくほうきゅう）は滄夷（そうい）神君との縁談を白紙に戻すが、彼は彼女の心が変わるのをいつまでも待つと言い残す。その後、迎えた白浅（はくせん）と夜華（やか）の婚礼の日。青丘に花嫁を迎えにくる役目を引き受けた東華帝君（とうかていくん）が司命（しめい）、連宋（れんそう）とともにやってきて、白鳳九は青丘の姫の身分で東華帝君と対面する。そして、彼女は東華帝君とは初めて会ったふりをするが…。

辛い恋を忘れるはずが、東華帝君（とうかていくん）が自分に興味を持っている様子で、行く先々に現れることに戸惑う白鳳九（はくほうきゅう）。その頃、天宮では千花盛典が開かれ、成玉（せいぎょく）が60年に一度だけ育つ花の霊を披露するが、失態を犯して連宋（れんそう）に助けられる。一方、お見合いから逃げ出して温泉で湯浴みを始めた白鳳九は、またしても東華帝君に出くわして…。

白鳳九（はくほうきゅう）は温泉に忘れてしまった腕輪とかんざしを取り返すため、東華帝君（とうかていくん）が一人になるのを見計らって会いに行くが、新米の神仙たちの前で恥をかいてしまう。さらに、天君（てんくん）の開いた宴で酔っ払ってしまい、東華帝君に介抱されることに。そこで意地を張ってしまった白鳳九は次に東華帝君が現れると、手巾に姿を変えて隠れるが…。