ラーチンが映画製作の裏で進行する微雨島のリゾート開発計画について確かめようとしていた頃、撮影が遅れぎみの映画に予算超過の問題が持ち上がる。

足の調子が悪いシン・チェンはダンスのシーンがうまく踊れず、プレッシャーに押しつぶされそうに。そんな彼女を見かねたラーチンは病院に行くべきだと強く勧める。

シン・チェンが撮影現場に現れず行方不明に。それを心配したラーチンはルー・フェイを責め、彼女の足の怪我もお前のせいだとなじる。

映画の撮影が再開され、ラーチンの協力で足の問題とも向き合ったシン・チェンは、無事クランクアップの日を迎える。

シン・チェンにこれまで隠してきた事実を打ち明けようと決心したカイユーは、大切な家族と友人を集めた生前葬儀を行うことを計画。

映画が大ヒットして一躍、時の人となったルー・フェイとシン・チェンは大忙しの毎日を送る。

カイユーが実の父親だと知ったシン・チェンは両親の想い出を辿るため、バイクに乗って二人が出会った場所へと向かう。

心理療法士のカイホワイは子供の頃から自分が時代劇のヒロインになったかのような同じ夢を見るのに悩まされている。そんな彼女が新たにセラピーを任された患者は自動車事故のショックで自分を古代の王様だと思いこんでいるという社長シュエンウェン。世間から病状を隠す彼の療養場所は、なんと時代劇のセットが並ぶ撮影所だった…！

カイホワイはシュエンウェンが夢に出てくる古代の王様・朱玄文（しゅげんぶん）とそっくりなことが気になりつつセラピーを開始。新入りの下女という設定で彼とコミュニケーションを取り始める。すると、昼間でもふとした拍子にいつもの夢の続きを見るようになったカイホワイ。夢の中の彼女は医女のられんいで、毒に侵された朱玄文を助けて都に上るが…。

カイホワイはシュエンウェンの叔父リーに彼の病状を報告。その際、リーが3年前に出会っていた男性だとわかり思いがけない再会に驚く。また、彼女は2ヶ月でシュエンウェンが回復しなければ社長交代というイーコーの事情を知って奮起。治療のためにもっと彼のことを知ろうと物置部屋を見て回るうち、夢に出てくる桃花のかんざしを見つけて…。

もう一度、物置部屋に忍びこんだカイホワイはシュエンウェンに見つかってしまうが、彼は彼女が見ていた桃のかんざしをあっさりプレゼントしてくれる。すると、彼女はそのかんざしを朱玄文（しゅげんぶん）がられんいに贈る夢を見たのだった。その後、シュエンウェンの事故がリークされ10日以内に彼の元気な姿を世間に見せないといけなくなったカイホワイは…。

シュエンウェンの回復を望んでいない秘書・フーと、仕事として治療を成功させたいカイホワイ。二人はシュエンウェンの前で事あるごとにケンカするように。一方、シュエンウェンはカイホワイとリーが仲良く一緒にいる姿を見てヤキモチを焼き、なんと彼女を王妃に封じる。こうして王妃にランクアップしたカイホワイの新生活が始まり…。

カイホワイは治療の一環としてシュエンウェンと一緒にショッピングモールヘ。ところが、シュエンウェンが男を殴り、その動画がネットに流出、イーコーのスキャンダルとなってしまう。それは二人が悪質なブロガーに絡まれた末での事件だったが、会社の理事たちは“王妃追放”を訴え、カイホワイは自分たちの無実を証明しなければならなくなり…。

スキャンダルを解決したカイホワイだったが、夢の続きはられんいが灯籠を流して朱玄文（しゅげんぶん）の幸せを願うと自ら身を引くというものだった。そこで、シュエンウェンを好きになってしまったカイホワイも治療から身を引くことを決心、彼の回復を願って灯籠を流すとお別れのキスをする。そして、後任のリンダを新しい下女スー・リンとして紹介するが…。

撮影所を出た傷心のカイホワイはリーに誘われて夜市へ。その後、リーに家まで送ってもらうが、家の前には思いがけずシュエンウェンが待ち受けていた。そこでも治療を優先するためにわざと冷たく彼に接するカイホワイ。その後に見た夢は、余命の短いられんいが訪ねてきてくれた朱玄文（しゅげんぶん）のに会いたいのに会わずに涙を浮かべるシーンだった…。

シュエンウェンが連れ去られイーコーの従業員大会に引っ張り出されると知ったカイホワイは、会場のホテルから彼を救い出す。だが、そのせいでシュエンウェンの極秘計画は失敗。実は病気も全て社内の裏切り者を暴き出すための彼の芝居だったのだ！　それを知らないカイホワイは助手としてシュエンウェンの治療に戻ると、ついに彼と両思いのキスをして…。

カイホワイに誕生日を祝う麺をご馳走してもらったシュエンウェン。彼は普通の生活が送りたいという彼女のために社長に復帰しようと思うが、彼女を守るためにも黒幕を見つけるまでは今の芝居を続けようと決める。一方、カイホワイはこそこそとコーヒーを持って物置部屋に入っていったフーの態度がおかしかったことからある疑いを抱いて…。

カイホワイが物置部屋の奥にある隠し部屋を発見。焦ったシュエンウェンはフーが勝手に隠し部屋を作っていたことにして彼を棒打ちの刑に処す。すると、これを問題視したリンダがシュエンウェンには薬物治療が必要だと判断。カイホワイは副作用が少ない新薬をこっそり彼のスープに混ぜることに。ところが、それをリンダが過って飲んでしまい…。

フーが入院中のリンダを看病している間、シュエンウェンの世話を焼くカイホワイ。やがて、シュエンウェンの薬をすり替えた人物が判明するが、黒幕の正体は不明のままだった。そんな中、イーコーの財務データに不正があると知ったシュエンウェンは、リスクを冒してこっそり社長室に忍び込む。すると、そこにリーに案内されたカイホワイが現れて…。

先端恐怖症で倒れそうになったカイホワイを助けたシュエンウェン。彼は落ち込む彼女を励ますためにとっておきのプレゼントを用意する。一方、フーはメイ取締役の秘書ヤン・ジャオが見知らぬ男と会っているのを見て不審に思い、その男の正体につながる手がかりを入手する。また、先端恐怖症について調べるとカイホワイに鈴を贈って…。

シュエンウェンの事故調査の手伝いをするカイシャオは修理店の整備士リー・リンが怪しいと目を付ける。一方、メイ取締役はフーの排除に動き出し、海外企業との提携計画を発表する。そんな中、カイホワイになかなか真実を打ち明けられないジレンマを抱えるシュエンウェンは、彼女が自分から離れていくのではと不安になり、ある決心をして…。

約束の2ヶ月が待てないメイ取締役が社長代行の人選を前倒しすることを提案、シュエンウェンがこれを了承して翌日に取締役会が開かれることに。そんな中、フーはリンダの退院に付き添い、彼女の向かいの部屋への引っ越しを決める。一方、カイホワイは取締役会のことが心配でシュエンウェンに連絡。すると、彼が突然、家にやってきて…。

取締役会で病気は芝居だったと明かしたシュエンウェンはメイ取締役が指示した自動車事故と横領の証拠を公開。そこにやってきたカイホワイはシュエンウェンが自分を騙していたことを知り、怒って会社を飛び出した結果、バイクにひかれてしまう。一方、カイホワイと連絡が取れなくなったシュエンウェンは彼女を探し回るが…。

女心がわからないフーはリンダに冷たくされてどうしていいかわからない。一方その頃、リーの別荘で静養するカイホワイは彼から甲斐甲斐しく世話を受けていたが、そこにシュエンウェンが訪ねてくる。そんな彼を彼女は拒絶するが、その後、無憂クリニックで仕事を再開したカイホワイの元に再びシュエンウェンがやってきて…。

傷心のシュエンウェン、リンダにブロックされたフー、タオズが結婚すると思って落ち込むカイシャオは一緒にヤケ酒をあおる。そこでフーは告白する決心をしてリンダの部屋を訪ね、カイシャオも翌日タオズに心の内を打ち明ける。また、シュエンウェンは一緒に行きたい場所があると言ってカイホワイを撮影所に連れて行くと…。

シュエンウェンはカイホワイが親と離れて暮らす留守児童の施設を訪問すると知って自宅前で待ち受ける。そこにリーもやってきて三人で施設を訪ねることになり、彼らは子供たちと楽しいひと時を過ごす。その後、留守児童の心理ケアをする公益事業のスポンサーを探し始めたカイホワイがイーコーでプレゼンすることになると…。

タオズがシャオベイと結婚すると思ったのは勘違いとわかったカイシャオは正々堂々と彼女にアタックすることに。一方、カイホワイは公益事業の発足式で壇上に立つが、ケーキカットを任されるとナイフを見てパニックになり、シュエンウェンに助け出される。そして、ひょんなことからその晩は彼の部屋に泊まることになり…。

シュエンウェンはカイホワイを喜ばせようとロマンティックなデートを演出。また、彼女の父親ジーチャンに交際を認めてもらおうと張り切る。そんな中、幼い頃の自分が写った古い写真を見たカイホワイがパニックに。そこでジーチャンから彼女がかつて田舎の山で一晩、行方不明になった経験があると聞いたシュエンウェンは…。

シュエンウェンとリストラの件で言い争ったリーが独りで酒を飲んでいると、ライバル会社ジンメーのシエ社長が近づいてきて自分に協力すれば君を社長にすると囁く。一方、カイホワイはPTSDの少女の話を聞いている最中にパニックを起こしたのをきっかけに自分の中に眠る記憶を辿ろうと決心、16年前に滞在した田舎を訪ね…。

大雨の中でパニックになっていたところをシュエンウェンに救われたカイホワイ。彼女は16年前にウェン兄さんと呼んでいた少年がシュエンウェンだったことを思い出し、二人で読んだれんいと玄文（げんぶん）の物語は彼の亡き母親が遺した絵本だったことを知る。その後、シュエンウェンはカイホワイのために未完だった絵本の結末を描いて…。