安卉ニの会見を受けて「純愛恋歌」の撮影は中断。暴走したファンたちは、尹夏沫の引退を要求する。記者やファンたちに囲まれ暴行を受ける夏沫を、身を挺して守ったのは歐辰であった。事務所の仲間への影響を案じた夏沫は記者会見を開くことを決意。沈黙を保っていた凌浩に協力させるため、ある事実を突きつける。そして記者会見の日。会場に現れたのは凌浩、そして安卉ニだった。記者たちに糾弾され、絶対絶命の夏沫だったが…

記者会見の会場に洛熙が姿を見せ、いわれのない非難を受けていた尹夏沫を救った。ウソが露見した安卉ニはとうとう凌浩から絶縁される。洛熙が夏沫との熱愛を公表したことで、夏沫への誹謗中傷が過熱し、事務所は対応に追われることに。夏沫と洛熙がトーク番組で熱愛ぶりを披露し、心を痛めた歐辰は事故を起こしかけ、ついに記憶が戻った。そんな中、「純愛恋歌」は無事にクランクアップを迎え、夏沫は洛熙と南の島でバカンスを楽しむ。

熱愛を公表したことで、尹夏沫と洛熙の人気は急上昇。２人にＣＭのオファーが殺到する中、嫉妬を燃やす歐辰は「洛熙は撮影現場を放棄した」との情報をマスコミにリークし、洛熙を芸能界から抹殺しようとする。夏沫は洛熙を救おうとプロデューサーに連絡を取るが、そこに現れたのは歐辰だった。記憶をすべて取り戻していた歐辰は、「俺のもとに戻れば歐辰を許す」と夏沫に要求。そして記者会見を開き、洛熙への謝罪を述べる。

映画のクランクインを控え、特訓に励む尹夏沫。付きっきりで夏沫の世話を焼く歐辰の姿に、洛熙は不満を募らせる。追い打ちをかけるように歐辰から夏沫との取り引きを匂わされ、モダンハイト社が出資する映画の降板に踏み切った。しかし違約金を請求されないことで、夏沫への疑いを深めてしまう。夏沫に移籍を迫り、自らが主演とプロデュースを務める映画のヒロイン役をオファーする。製作発表会の日、待ち続ける洛熙の前に夏沫が現れて…。

トレーニングに励む尹夏沫と、「天下太平」の撮影に入った洛熙はすれ違いの日々を続けていた。そんな中、病院に運ばれる歐辰に付き添う夏沫の写真がネットに上がり、洛熙はますます不信を募らせていく。誤解を解きたいと願う夏沫だったが、弟の病気が深刻であることが発覚。看病に専念しようと映画の降板を決意する。追い打ちをかけるようにセンセーショナルに報道される洛熙の過去。傷心の洛熙を慰めたのは共演者の沈薔だった。

尹夏沫は澄に腎臓を提供しようとするが、適合度が低く移植できない。父親か母親の違う姉弟だと告げられ、動揺しながらもドナー探しにまい進する。洛熙と沈薔のゴシップ報道が世間を賑わせる中、何の反応も見せずにいると、とうとう洛熙から別れを切り出されてしまう。悲しみに暮れるヒマもない夏沫は、ようやく見つかったドナー候補者を訪ねた。その人は、歐辰だった。結婚を条件に出され、冷たく追い払われるのだが、澄の容体が悪化し…。

尹夏沫に結婚を承諾されたものの、不安を拭えない歐辰。一方、未練を捨てきれない洛熙は、夏沫に本音を吐露し、復縁を懇願する。だが洛熙に夏沫がかけたのは、冷たい言葉だった。洛熙を傷つけた夏沫にファンの非難が集まり、歐辰は記者を使ってイメージ回復を行おうとする。しかし、夏沫の出生の秘密が暴かれ、母親を中傷する記事が出回ってしまう。そんな中、結婚式の準備のためにウエディングドレス店を訪れた夏沫は…

尹夏沫はウエディングドレスの試着に訪れた店で、記者を引き連れた洛熙と出くわした。無礼な記者から母親を非難され、思わず平手打ちをしてしまう。昔、家を差し押さえられた際、澄を助けるため暴力を振るった過去も暴かれ、騒ぎの渦中に追いやられる。しかし、差し押さえの件は沈の指図だと分かり、歐辰を誤解していたことを知る。枯れかけていた桜の木が花を咲かせる姿に、夏沫の心も雪のように解けてゆくのだった。そして結婚式の朝を迎える。

尹夏沫と歐辰の結婚式当日。盛大な式が執り行われようとしていたまさにその時、式場の前に黒塗りの車が止まる。降りてきたのは沈薔、そして洛熙だった。洛熙は夏沫に敵意のある言葉を投げかけ、沈薔との結婚式への招待状を手渡す。式場を立ち去ろうとする洛熙に、沈薔は「きちんと別れを告げるべき」と忠告するのだった。仲間たちに囲まれ、幸せな結婚式を挙げる夏沫と歐辰。一方、洛熙の自宅を訪れたジェニーと沈薔が見たものは…

洛熙は失恋の痛手で自殺未遂を起こしていた。病院に運ばれるが、意識不明の重体となる。罪悪感に苦しむ尹夏沫だったが、追い打ちをかけるように澄から手術を拒まれ、ショックで倒れてしまう。夏沫が腎臓の提供と引き換えに歐辰と結婚したことを知り、頑として手術を拒む澄。歐辰は離婚協議書を託し、手術を受けるよう懇願する。その姿に心を打たれ、とうとう澄は手術に同意するのだった。そして洛熙が目覚め、夏沫に会いに行こうとするが…。

無事に腎臓移植手術を終えた澄と歐辰。尹夏沫は２人を支えるために休業を決意する。家族で過ごす穏やかな時間に幸せを感じていた歐辰だが、その頃モダンハイト社ではＣＥＯ解任の動きが出ていた。歐辰の後任となったのは親友の戴維。２人の胸には創業時の懐かしい思い出が去来するのだった。失意で会社を後にした歐辰の前に、洛熙が現れる。この結婚で夏沫は幸せにはなれないと言い切る洛熙に、歐辰が返した答えとは…

尹夏沫は解任された歐辰を心配し、旅行に連れ出そうとプランを練っていた。そんな中、モダンハイト社が盗作で訴えられる。示談ではなく、裁判で戦うことを決意する戴維。しかし相手は用意周到で、第１審はまさかの敗訴に。歐辰は私財をなげうって会社の損失を補填する。そして再び創業者の３人が集結し、会社を立て直すためのプロジェクトと、控訴審の準備を一丸となって進めていく。家族と仲間を支えるため、夏沫は芸能活動を再開する。

歐辰の力になろうと芸能界復帰を決めた尹夏沫だが、　目の前に立ち塞がるのは壁ばかり。さらにパパラッチの標的となるが、夏沫を救ったのは意外な人物だった。一方、歐辰はモダンハイト社の経営悪化の責任を問われ、社員たちから糾弾を受ける。そんな歐辰の姿を見た夏沫は、映画「終末の日」の製作再開を決意。真摯な夏沫の姿がSNSによって広まり、世論は変わっていく。一方、尹澄と江珍恩は穏やかに愛を育んでいた。

歐辰が描いた尹夏沫の絵と、ゲームに潜んでいたバグや隠し要素が決め手となり、著作権侵害をめぐる裁判はモダンハイト社が勝訴した。映画も大ヒットを記録し、お祝いムードが漂う。そんな中、澄が血を吐いて倒れてしまい、そのまま帰らぬ人となる。愛する弟との突然の別れを受け入れられない夏沫。夏沫を現実世界に呼び戻すため、歐辰は洛熙に助けを求める。そして、尹家をモデルにした舞台劇のオーディションに夏沫を参加させることに。

弟の死から立ち直れない尹夏沫。舞台劇のオーディションに参加したものの現実に向き合えずにいた。そんな時、飼い猫を助けようとした歐辰が足を滑らせて転落。夏沫はその姿を目の当たりにして失った感情を取り戻す。洛熙に支えられながら自らをモデルにした舞台を見事に演じ抜いた夏沫は、映画「終末の日」で主演女優賞にノミネートされ、歐辰を授賞式に誘う。しかし夏沫の本当の幸せを願う歐辰は、ある決意を固めていた。

前漢・武帝の晩年時代。巫蠱（フゴ）の獄で皇太子・劉拠（リュウキョ）が謀反の罪に問われ…。

嵐を避けるため無涙城に泊まった劉弗陵と雲歌は求生（キュウセイ）と知り合う。実は求生は孤児となった孟氏の長男・モウカクだった。

男装して訪れた長安で、劉弗陵（リュウフツリョウ）と同じ玉佩（ギョクハイ）を持つ劉病已（リュウヘイイ）と出会った雲歌（ウンカ）。

お金を稼ぎたい雲歌は七里香（シチリコウ）の料理長に志願する。そして、劉病已の恋人・許平君（キョヘイクン）と腕を競い合った結果…。

一品居との料理対決は中止となるが、審査員となった大司馬（ダイシバ）・霍光（カクコウ）に料理を褒められた雲歌（ウンカ）は…。

劉病已が釈放され、祝いの宴で雲歌は自慢の料理の腕をふるう。だが、劉病已と許平君（キョヘイクン）の仲睦まじい様子を目の当たりにして…。

持病の湿疹が出た劉弗陵（リュウフツリョウ）は亡き太医（タイイ）の兄弟弟子、牟（ボウ）先生を訪ねるため山中へ。

町で見かけたモウカクを追いかけて妓楼（ギロウ）に入った雲歌は妓女と間違われ…。

劉弗陵（リュウウツリョウ）の姉・鄂邑蓋公主（ガクユウガイコウシュ）が劉弗陵を招いて宴を催す。

劉病已（リュウヘイイ）と許平君（キョヘイクン）が結婚し、雲歌は9年間の想いに区切りをつける。

9年前に出逢った雲歌（ウンカ）に恋い焦がれながら、いまだ天才料理人の正体が百合（ハクゴウ）と名乗った雲歌だとは気づかない劉弗陵（リュウフツリョウ）。

雲歌が鄂邑蓋公主（ガクユウガイコウシュ）の誕生祝いの宴で料理を担当することになる。

モウカクと共に死期の近い陸風（リクホウ）の見舞いに訪れた雲歌（ウンカ）。彼女は思いがけず陸風から流星組の頭の証となる令牌を授けられるが…。

モウカクが霍家（カクケ）に婿入りするという噂を聞いた雲歌は驚きを隠せない。しかも、霍成君から「モウカクがあなたに近づいたのにも何か理由があるはず」と吹きこまれ…。

モウカクに密談を申しこまれ、甘泉宮（カンセンキュウ）に向かった劉弗陵（リュウフツリョウ）。