自分のせいで宋玄仁（そうげんじん）の運命が変わってしまい、彼が恋に落ちるはずだった宮女・周夢溪（しゅうむけい）と出会えなかったと聞かされた白鳳九（はくほうきゅう）。彼女は司命（しめい）から二人を出会いまで導くようにと言い渡され、再び人間界へ戻る。すると、宋玄仁から彼の命を救った青年ということで歓待され、禁衛軍を率いる宋玄仁の親友・ようせいていの部下に抜擢されて…。

宋玄仁（そうげんじん）は自分と一緒に池に落ちた謎の美女に心を奪われ、彼女が忘れられなくなる。それが自分だと言えない白鳳九（はくほうきゅう）はようせいていとともに美女探しを命じられて困ってしまう。一方、成玉（せいぎょく）はきこうが宋玄仁の妃・えんしょうよとして人間界にいると知ると、彼女が本当に記憶を失くしているのかどうか確かめるため、連宋（れんそう）からあるものを手に入れ…。

亡くなった周夢溪（しゅうむけい）に代わって東華帝君（とうかていくん）に愛の苦を与える情劫となる決心をした白鳳九（はくほうきゅう）は、宋玄仁（そうげんじん）に彼が探していた女性は自分だと明かす。それに驚きつつも大喜びした宋玄仁は彼女をすぐに妃・九（きゅう）美人に封じる。一方、霊璧石を探すも在りかがわからないえんしょうよは、宋玄仁と親しくなるために亡き母の話で彼の同情を引くことに…。

白鳳九（はくほうきゅう）を喜ばせようと自ら焼き芋を焼き、二人きりで狩りに出かけ、香を調合するなど、寵愛を深めていく宋玄仁（そうげんじん）。そんな彼のために白鳳九も東華帝君（とうかていくん）が喜んで食べてくれた想い出のお菓子・むゆうこうを作る。だが、王宮で乞巧節の宴が開かれ、白鳳九が再びむゆうこうを作ると、それを毒味した大内官が毒死。下手人だと疑われた白鳳九は…。

白鳳九（はくほうきゅう）は自分の素性を正直に打ち明けるわけにもいかず、これで自分が無実の罪で処刑されれば東華帝君（とうかていくん）の情劫は成功すると考え、運命を受け入れるつもりでいた。だが、宋玄仁（そうげんじん）から7日以内に白鳳九の無実を証明するように命じられたようせいていは、あきらめないようにと彼女を説得。彼女から事件の重要な手がかりを聞き出すと…。

九夫人に昇格した白鳳九（はくほうきゅう）は宋玄仁（そうげんじん）に連れられ王陵へ。そこで秘密の地下宮殿に案内され霊璧石を見せられる。その霊璧石は宋玄仁だけでなく白鳳九が触れても光り、天意だと喜んだ宋玄仁はこれを守るための新たな仕掛け作りを手伝ってほしいと言う。また、成玉（せいぎょく）から彼の情劫となる極意は虜にして突き放すことだと教えられた白鳳九は…。

白鳳九（はくほうきゅう）と宋玄仁（そうげんじん）がいつも連れ立って王宮の外に出かけていくのが気になったえんしょうよは、白鳳九に特別な匂いがつく香袋を贈る。その作戦が功を奏し、白鳳九を尾行したえんしょうよの侍女・凌香（りょうこう）は彼女の行き先が王陵の地下宮殿であることを突き止める。そこで、ずっと探してきた霊璧石はその地下宮殿に隠されていると確信したえんしょうよは…。

宋玄仁（そうげんじん）の兄・宋玄応（そうげんおう）はえんしょうよを口封じしようとするが、獄中のえんしょうよの姿が忽然と消えてしまう。それは燕池悟（えんちご）が彼女の居場所を突き止め青玄殿に連れ帰ったからだった。一方、崇安国の国師の身分で宋玄応を訪ねた聶初寅（じょうしょいん）は王位簒奪に協力する代わりに霊璧石を渡すようにと迫る。また、白鳳九（はくほうきゅう）はようせいていと郊外で二人きりで過ごし…。

太后から九（きゅう）夫人だけを寵愛するのはやめて別に身分が確かな王后を立てるようにと諭された宋玄仁（そうげんじん）。彼はそれでも白鳳九（はくほうきゅう）を王后にすると決め朝臣たちの反対をも押し切る。その頃、聶初寅（じょうしょいん）と宋玄応（そうげんおう）は立后の儀の日に決起する計画を立てる。また、白鳳九は司命（しめい）に言われた通り宋玄仁に愛の傷を与えるため王宮から逃げる決心をして…。

白鳳九（はくほうきゅう）とようせいていの駆け落ちを知って怒り悲しむ宋玄仁（そうげんじん）。彼は追っ手を出して二人を連れ戻すと投獄する。そんな中、王宮に聶初寅（じょうしょいん）の兵が攻め入り、宋玄応（そうげんおう）は王陵の地下宮殿へ。それを察知した白鳳九の助言を聞いた宋玄仁は王宮の秘密の抜道を通り彼女と一緒に地下宮殿へと向かう。そこで霊璧石を奪おうとする宋玄応と対峙すると…。

ファッションデザイナーの周放（ジョウ・ファン）は、結婚を目前に控え、ウエディングドレスで写真撮影をしていた。しかし結婚相手のはずの汪澤洋（ワン・ゾーヤン）に他にも付き合っている女性がいることが判明。周放はショックを受け、その場から立ち去る。当てもなく歩いていると、前から来たバイクがドレスを踏み、転倒してしまう。

万楓（マンフォン）グループ社長の宋凛（ソン・リン）は、自社ブランドのコピー商品が出回っていることに対し、訴訟を起こす準備をしていた。一方、汪澤洋に仕事でも裏切られた周放は弁護士に相談するが、告訴はできないと言われてしまう。そして破談になったことを両親に伝えるため実家に帰宅するが、なかなか本当のことが言えず…。

心機一転、デザイナーの仕事を精力的にこなす周放は、新たなビジネスチャンスをつかむために努力していた。そんなある日、周放のもとに召喚状が届き、万楓グループへの賠償金支払いを命じられる。一方、周放の友人でジュエリーデザイナーの秦清（チン・チン）に思いを寄せる左宇霖（ズオ・ユーリン）は、秦清の自宅前で告白をする。

汪澤洋を見つけた周放は宋凛に連絡し、直接謝罪させる。自分は被害者だという汪澤洋に呆れる宋凛だったが、汪澤洋が周放と2人で話したいと言ったため、周放に会話を録音するよう指示する。汪澤洋は周放にもう一度やり直そうと泣きつくが、周放がこの件に関わっていないことが証明され、無事に疑いも晴れる。

宋凛は妹の宋洛（ソン・ルオ）が部屋に引きこもったまま出てこないことを心配し、周放に助けを求める。そんなある日、宋凛と周放が一緒にいるところが写真に撮られ、2人の交際記事が流出する。それを見た人気タレントのルナは、内心穏やかではない。ルナは周放を呼び出して、ドレスのデザインを依頼するのだが…。

宋凛の会社でデザインコンテストの番組を制作することになり、デザイナーの募集が始まる。周放は自分のブランドを知ってもらうため、番組に応募することに。そして宋凛はビジネスパートナーであるルナに番組出演を依頼する。一方、周放の母・如惠（ルーフイ）は、娘にお見合いをさせるため、候補写真を見せるが…。

宋凛は寝坊した宋洛を送り届けるため、遠足先へと向かっていた。周放も同じく甥っ子の沈迪（シェン・ディ）の忘れ物を届けに来ていた。無事に妹を送り届けた宋凛は、周放が乗ってきたタクシーを勝手に帰してしまい、自分の車に乗るように言うが、家の件で激怒している周放はそれを無視して歩いて帰ることにする。

大学の同窓会に出席した周放と秦清は、久しぶりに霍辰東（フオ・チェンドン）と再会する。左宇霖は秦清のことが心配で自宅前で待っていると、そこに酔っ払った秦清が帰宅し、送り届けに来た霍辰東と対面する。一方、ルナから引っ越すように言われていた周放はルナに会いに行き、宋凛との関係を説明するが信じてもらえない。

周放に今の実力を知ってもらうため、工場見学をさせた宋凛。丁寧な仕事の重要さを改めて実感した周放は、決意を新たに努力することを誓う。一方、宋凛と古くからの知り合いである百賽（バイサイ）グループ社長の蘇嶼山（スー・ユーサン）が、宋凛の番組にスポンサーとして参入することになり、早速デザイナーの選考に口を出してくる。

1回戦を通過した周放。しかし無名デザイナーが通過したことに周囲は戸惑っていた。周放も本当の評価が知りたいと宋凛に伝えるが、宋凛はチャンスを手放さず、自分を信じろと言うだけだった。2回戦はゲストと出場者がペアになり選考を行うことになるが、周放と組んでくれる相手がなかなか見つからない。

宋凛は周放のことが心配で、向かいの窓を眺めていた。そして2回戦が始まる。周放は与えられたテーマのデザインを考えていると、カフェで見かけた家族のことを思い出す。一方、左宇霖は秦清のデート相手に彼女の好みを教え、秦清を混乱させる。そんな中、周放は衣装の微調整をするためルナのもとを訪れるが…。

周放と宋凛とルナが三角関係だという記事が出たことで、他のデザイナーから批判の声があがり、周放は窮地に立たされる。宋凛も会社での立場が危うくなるが、今回の件はルナが情報源ではないかと疑っていた。一方、周放の父は娘のスキャンダル記事のことを如惠に知られないよう必死に隠すのだが…。

コンテストを棄権せず最後まで戦うことを決意した周放だったが、宋凛は社内で厳しい立場に追い込まれていた。宋凛の状況を知った周放は、結局辞退することにする。落ち込む周放は、如惠から霍辰東と交際するか、お見合いをするか、どちらか選べと言われてしまう。そんな中、蘇嶼山のもとをルナが訪れる。

周放と秦清は気分転換に旅行に出掛けていた。するとそこに霍辰東が偶然を装いやってくる。さらには左宇霖まで現れ、結局ダブルデートをすることになる。それを知った宋凛は左宇霖に電話をかけると、すでに二手に分かれていると聞かされる。一方、周放と霍辰東は橋の上で花火を楽しんでいたが…。

周放と宋凛は気持ちを確かめ合い、交際をスタートさせる。しかし宋凛は蘇嶼山に追い込まれ、仕事がうまくいってなかった。一方、沈迪は両親のいるアメリカに行くことにするが、宋洛はショックを受け部屋に閉じこもってしまう。困った宋凛は周放に連絡すると、周放は宋洛を連れて実家の両親のもとへ行く。

宋凛が出張先でルナと同じホテルにいたことが報道されショックを受けた周放は、宋凛に別れを告げる。有名人の宋凛とは住む世界が違うと落ち込む周放の姿に心を痛めた秦清は、宋凛の会社に殴り込み、二度と周放には関わるなと警告する。しかし周放と秦清は意見の食い違いから口論になってしまい…。

上官秋月（じょうかん・しゅうげつ）にさらわれ千月洞に連れてこられた春花（しゅんか）。なぜ蕭白（しょう・はく）との仲を引き裂くのかと怒る彼女に、上官秋月は、ならば手をふりほどけばよかったと切り返す。春花は自分が結婚したいのは蕭白だけだと訴えるが…。その頃、蕭白は上官秋月が語った春花とは夫婦同然の仲だという言葉に苦悩していた。思い悩む蕭白に、風彩彩（ほう・さいさい）は上官秋月と春花のどちらを信じるのか、長生果とどちらが大事かと問い質す。

千月洞に幽閉されている春花（しゅんか）は、蕭白（しょう・はく）からの手紙を頼りに待ち合わせ場所へと向かう。そこに蕭白の使いだという男・羚羊（れいよう）が現れるが、彼は突如、春花に凶器を向ける。危機一髪のところで上官秋月（じょうかん・しゅうげつ）が春花を助け、彼女の命を狙ったのは蕭白だと告げる。一方、蕭白のもとには、冷影（れい・えい）が潜ませた間者である羚羊が殺されたとの一報が届く。間者だけが殺され春花が無傷なのは、彼女が裏切ったからではないかという疑念が蕭白の心を掻き乱す。

上官秋月（じょうかん・しゅうげつ）は長生果を狙う者たちを陥れるため、一計を案じる。己の罪を白状した者が長生果を得る、との触れ書きが謎の人物・石（せき）先生の名で出され、蕭白（しょう・はく）たちは戸惑いつつも、偽の長生果を使って悪人を捕らえる好機だと考える。しかし春花（しゅんか）は、重病の妻・游絲（ゆう・し）のために長生果を欲しがっている傅楼（ふ・ろう）を罠に掛ける気かと反発。春花に頼まれ彼女と共に伝奇谷を訪れた上官秋月は、傅楼に対し、長生果と春花の交換を蕭白に迫ろうと提案する。

蕭（しょう）家の鳳名山荘で長生果のお披露目会が開かれることになり、妻のために長生果を求める傅楼（ふ・ろう）はその日を待ちわびていた。上官秋月（じょうかん・しゅうげつ）は、蕭白（しょう・はく）が傅楼夫妻を守り抜けたなら春花（しゅんか）を彼に預けてもいいが、もし守れなければ自分のところに連れ戻すと言う。春花は蕭白に、傅楼夫妻を必ず守ってほしいと懇願する。しかし蕭白は、平穏のためには犠牲が出るのも致し方ないと話す。その言葉を聞いて不安に駆られる春花。そして運命の日が訪れる。