青衣の者の正体は張風（ちょうふう）で飛鳳楼の地下の密室は彼の秘密拠点だと判明。また、開封府が皇帝からの密命で不正金の行方を調査することになり、李栩（りく）が密室から盗んできた開かずの箱は寧晋（ねいしん）の屋敷に預けられる。そんな中、天下一の女侠・段青衣（だんせいい）が8年ぶりに展昭（てんしょう）の前に現れる。しかも、展昭が彼女から玉佩を受け取るのを見た莫研（ばくけん）は…。

李栩（りく）は張風（ちょうふう）にさらわれた莫研（ばくけん）を救い出すために命を落とし、深く悲しみながらも強がる莫研は捜査を続行。捕らえた張風に書かせた密室の地図を頼りに展昭（てんしょう）、寧晋（ねいしん）、段青衣（だんせいい）とともに監禁されていた譚彰（たんしょう）を救い出す。さらに、莫研は不正金のありかを示す地図を見つけて事件の真相にまた一歩近づくが、獄中の張風が思わぬ行動に出て…。

開封府が不正金について調査していたことが明るみとなり、官吏たちに弾劾された包拯（ほうじょう）や展昭（てんしょう）は罪に問われることに。一方、官規を守っていてもらちが明かないと不満を抱く莫研（ばくけん）は、寧晋（ねいしん）に掛け合って開かずの箱に隠されていた見仙石を手にすると、事件の背後にいる黒幕をおびき出すことにする。それを知った展昭は牢を抜け出し…。

ウェンジンはワン・シャンジーの求婚を断り、上海に戻る。ルワン教授は脳出血で倒れて手術を受けるが、意識が戻らず、ジアオショウはショックを受ける。ウェンジンは見事に受験に成功し、大学に入学する。合格祝いの席にイエ・フイが現れて、ウェンジンに入学プレゼントを贈るが、それを見たウェイウェイは複雑な気持ちになる。ホワ・ホワはファンだという大学生から、ネットショップの売り上げを伸ばすコツを教わるが…。

チャーシアオはスクープ原稿がことごとくボツになり意気消沈していたが、編集長の許可を得て、ついに特ダネが掲載される。喜びもつかの間、文物密売の黒幕とされたリン・ウェンウーが名誉毀損でチャーシアオを訴えることに。ホワ・ホワたちは、巨額の慰謝料を請求された仲間を救おうとする。リン氏はイエ・フイの叔父に当たるため、ウェイウェイがイエ・フイに叔父の説得を頼むが、むげに断られてしまい…。

ウェンジンのおかげでチャーシアオは窮地を脱するが、ウェイウェイはイエ・フイがウェンジンの頼みを聞いたことが面白くない。お見合い番組でチャーシアオは片想いを告白するが、ホワ・ホワは友達以上の関係には発展できないと言って断る。一方、ウェンジンはメイと再会して自立した女性になるためのアドバイスをもらう。ホワ・ホワは就職にも失敗し、執筆もはかどらず、お金にも困ってしまう。母親にお金の無心をするが…。

ジアオショウは父親であるルワン教授の看病を続けるが、植物状態のまま病状は改善しない。ウェンジンはジアオショウを心配し、ヘルパーとして支える。そんな中、ウェンジンを好きなイエ・フイは、彼女の仕事を手伝う。そのお礼にウェンジンは馴染みの店で食事をおごることに。居住区までウェンジンを送り届けたイエ・フイは、理由をつけて部屋まで行くとしつこく迫る。それを見かけたジアオショウはいきなり殴りかかり…。

ルワン教授が亡くなり、追悼式が行われる。そこに現れたイエ・フイはウェンジンにちょっかいを出し、ジアオショウを怒らせる。メイの紹介でスー・シアオマオとお見合いすることになったウェンジン。ホワ・ホワはメイに利用されないようにと警告するが…。追悼式以来、ウェンジンはジアオショウとギクシャクしてしまい疎遠になっていた。そんな中、ナナがウェンジンの前に現れ、ジアオショウと一緒にアメリカに行くと伝える。

路上の弾き語りで拍手喝采を浴びたジアオショウはウェンジンに投げ銭を集めさせる。その後、バイキングで満腹になった二人はカラオケボックスへ。ジアオショウとウェンジンの楽しそうな動画をSNSで見た目にしたホワ・ホワは、帰宅したウェンジンに不満をぶつける。ウェンジンはホワ・ホワとの友情を守るため、誓約書をつづり始めた。一方ジアオショウは、渡米計画を勝手に進めるナナに対し、ついにある思いをぶちまける。

イエ・フイは、自分が出資するゲームにウェンジンをモデルとした新スキンを登場させ、周囲を驚かせる。ジアオショウを想うホワ・ホワは、自分が彼に冷たくされたことを認めることができず、ウェンジンの前で自分たちはラブラブだと嘘をつく。そんな中、ウェンジンに似合いそうな赤い花のピアスをジアオショウはウェンジン宛に送るが、宅配便で届いたピアスを自分宛だと勘違いしたホワ・ホワが、それを喜んで受け取ってしまい…。

ウェンジンはシアオマオに頼んで弟のリウ・ゲンを運転手として雇ってもらう。すぐに仕事をサボってクビになる。さらにゲンは、白タクで商売をするから車を買ってくれとウェンジンにしつこく頼む。一緒に星を見たくてウェンジンを訪ねてきたイエ・フイは事情を知って、弟を甘やかすなとウェンジンに警告する。ホワ・ホワはなかなか心を開いてくれないジアオショウに業を煮やして、お弁当を作って届けることにするが…。

ヨーロッパに出発するイエ・フイは、送別の酒をウェンジンに勧めるが、ウェンジンはビジネスのことしか頭になかった。恋愛対象として見られないことにイエ・フイはもどかしく感じる。ゲンが従兄の店で真面目に働き始めた頃、ウェンジンは母親の病気を知らされ、金策に奔走。ジアオショウには事情を告げず、盗作疑惑で中傷されたホワ・ホワを支えるよう頼む。そして、もうけ話をゲンから聞いたウェンジンは怪しみながらも心動かされ…。

シアオマオはメイからウェンジンの母親が病気になったと聞き、ウェンジンの家族を上海に迎えて、母親に最高の治療を受けさせる。彼の真心に感動したウェンジンは母親の願いもあり、彼のプロポーズを受け入れる。結婚の知らせを聞いたジアオショウは学業を理由にウェンジンを止めるが、冷たくあしらわれる。そんなある日、シアオマオの会社が資金難に陥ったと知ったメイは、ウェンジンは金目当てで彼に近づいたとシアオマオに伝える。

母親の治療費を稼ぐためアフリカへ行ったウェンジンが帰国する。アフリカ行きを知らされなかったイエ・フイは、ウェイウェイにウェンジンの行き先を尋ねるが、イエ・フイがウェンジンのことばかり口にすることが気に入らないウェイウェイは、ヘソを曲げてしまう。そんな中、帰国したウェンジンに謝罪にきたシアオマオは、もう一度やり直すチャンスがほしいと乞うが、ウェンジンは「愛してない」と告げ…。

ウェンジンはメイの紹介でインターンとして働いていたが、社長の不正を暴露して辞めてしまう。今までメイに利用されていたと気づいたウェンジンは、もらったカバンや靴を返しながら絶交を言い渡す。ウェンジンは卒業論文が審査を通り、イエ・フイとお祝いをするが、それを見たジアオショウは学校を辞める。一方、ホワ・ホワは初恋の人だった同級生から結婚式の招待状をもらう。結婚式とは言わずジアオショウを連れていくが…。

結婚式の帰り、チャーシアオは自分の心に別の人が入り込んだとルオメイに打ち明ける。ウェンジンの卒業を祝うためにパーティーを用意していたイエ・フイは母親に呼び出され、愛人の子、イエ・チョンが取締役会に出たことを知らされる。ウェンジンを祝うパーティーでホワ・ホワは突然、バッグのすり替えを告白。ジアオショウがホワ・ホワを激しくなじったため、ウェンジンがジアオショウを連れ出し、口論を始めるのだが…。

ジアピンドーオークションで働き始めたウェンジンは、会議内容を録音するよう命じられるが失敗する。しかし会議内容の詳細をすべて記憶していたウェンジンは、シアオウェンを驚かせる。シアオウェンに同行したパーティー会場で、急遽ピンチヒッターとして社長の助手を務めることになったウェンジン。なんとジアピンドーの社長はイエ・フイだった。抜群の記憶力でイエ・フイを感心させたウェンジンは、後日ランチに招待され…。

ZH社の社長で建築士のチャン・イーは、仕事を辞めて主夫として家庭を支える優しい夫チャン・シンと可愛い娘シャオシャオとの３人暮らし。ある日、チャン・イーは夫のスマホに届いた、見知らぬ女性からの意味深なメッセージに気づく。また夫がホテルを利用したことがわかり疑心暗鬼に。思い悩みながらもなんとか仕事を終わらせ、夫とテレビ電話をつないだ時、背後にうつりこんだ女性の影を見てしまう。

チャン・シンが無断でシャオシャオにキッズモデルをさせていたことを咎めたチャン・イーは、お詫びにピアスをプレゼントされる。別の日、チャン・イーは友人のジンフォンとチャン・シンが共同で幼児教育の事業を起こしたことを知る。チャン・イーは最近浮気を疑っていたとチャン・シンに詫びるが、その後、車の中で避妊具を購入したレシートをみつけてしまう。さらに、もらったピアスは、ネックレスを買った時の付随品だったことがわかる。

ヤン・イエンの協力のもと夫を尾行し、女性とカフェで抱き合っている姿を目撃したチャン・イーはショックで取り乱し、娘のシャオシャオを怒鳴りつけてしまう。仕事でも成果が出せず義母には母親としての態度を叱責されボロボロ。その時、ヤン・イエンに呼ばれ、浮気相手はシャオシャオの幼稚園教諭のスン・ウェンウェンだと知らされる。会社の弁護士に、離婚訴訟について相談し、親権と家が欲しいことを打ち明ける。

幼稚園のお遊戯会で、チャン・シンは娘と一緒にステージで歌を歌う。チャン・イーは周りの母親たちが自分のことを”育児より仕事優先だ”と皮肉って話しているのを聞いてしまう。お遊戯会の後、クラスメイトと些細な喧嘩をしたシャオシャオに謝るようたしなめるとシャオシャオは泣き出してしまう。娘の気持ちを理解できず徐々にチャン・イーは母としての自信を失っていく。ヤン・イエンは、スン・ウェンウェンを幼稚園から追い出すために、ある行動にでる。

美術展でチャン・イーは偶然、昔の恋人ゾウ・イエと再会する。雨に濡れるのを心配したゾウ・イエは自分の上着をチャン・イーに貸し、身体を大事にするように言う。一方チャン・シンはタイ出張へ。同行したスン・ウェンウェンは接待で酔いつぶれたチャン・シンをホテルの部屋に連れ込み、動画を撮影。不貞動画を投稿して家族を破滅させると脅して、50万元を要求する。慌てたチャン・シンはジンフォンに頼みこみ、会社の株の一部で支払おうとする。

チャン・イーは倒れ、病院に運ばれる。病室でチャン・シンはスン・ウェンウェンに騙され脅迫されていたこと、家族を失うことを恐れて黙っていたことを打ち明ける。アメリカから駆けつけた親友のジアチーは心配するが、チャン・イーは、チャン・シンを信じ、許すことに。チャン・イーはジンフォンを丸め込んで株式譲渡の契約書を無効にし、ウェンウェンには自分が金を渡して解決したことをチャン・シンに話す。

ジアチーとヤン・イエンが退院したチャン・イーを見舞いに家にやってきた。しかしジアチーの発する言葉の端々に敵意を感じたヤン・イエンは、先に帰ることに。チャン・イーは離婚の危機が去ったことをヤン・イエンに報告する。後日、貸した器を取りに再び家にやってきたヤン・イエンをチャン・イーは引き留め夕食に誘う。初対面のはずのチャン・シンとヤン・イエンの間に微妙な空気が・・・。

チャン・シンとヤン・イエンの関係を確信したチャン・イーは、ヤン・イエンの息子のワン・ルーが通うテニスクラブに入会し、怪しまれないよう接触を図る。一方、チャン・シンは、チャン・イーの入院の直後、すでにヤン・イエンに別れを告げていた。職場では、ZH社の運命を左右する大型案件で、共同パートナーのチョウ・ルイが頼んだ下請け会社の情報に虚偽があることが発覚し、ルイにも疑惑がかかる。

ヤン・イエンはルーがテニスを急に辞めると言い出した理由が、高額な留学費用を懸念したためだとわかり、続けさせようとするが、ルーは「母さんが幸せになることが自分の夢だ」と語る。一方、実家で父親と話したチャン・イーは、理想の夫婦だと信じていた両親にも、浮気を乗り越えた過去があったことを知り、気持ちを立て直そうとする。しかしその夜、仕込んでおいた小型カメラに映った夫の浮気現場を見てしまう。

ZH社ではチョウ・ルイが海外へ行ったまま連絡がとれないと騒ぎになっていた。下請け会社は架空の会社だった。ルイは資金を横流しし、海外逃亡したのだ。一方チャン・イーは弁護士に浮気の証拠を得たから離婚したいと告げる。すると盗撮動画は証拠にならないばかりか犯罪だと咎められ、第三者の目撃証言を得ることに。テニス仲間となっていたヤン・イエンの息子ワン・ルーを食事に誘う。

チャン・シンは外国顧客へのプレゼンのPR用の動画が、自分の浮気動画に差し替えられていたことに気づかず、再生してしまう。顧客からの信用をなくし提携は打ち切られ、ジンフォンも怒りを露わにする。一方チャン・イーは潔く盗撮行為を自首し、会社には数日出張に出ると偽り、プライバシー侵害の罪で拘留されることに。数日後、拘置所を出るとヤン・イエンが待っていた。息子に両親のそろった家庭を与えたい、だからチャン・シンと再婚したいと告げる。

何があっても君とは再婚しないと言うチャン・シンに、ヤン・イエンはZH社の財務諸表を差し出す。ルイに加担し作成されたその不正な財務諸表にはなんとチャン・イーのサインが。チャン・シンが再婚に応じなければ、チャン・イーを道連れに破滅すると脅す。ヤン・イエンはチャン・シンを息子のワン・ルーに会わせるが、チャン・シンの顔に見覚えがあったワン・ルーは嘘つきだと罵倒しそのまま姿を消してしまう。

聖君（せいくん）が倒れたことを知らない鳳舞（ほうぶ）は、君臨淵（くんりんえん）が迎えに来ないことに腹を立て、蔵書楼の呉有道（ごゆうどう）を尋ねる。だが蔵書楼で見つけたのは、何者かに刺された寧世恩（ねいせいおん）院長だった。鳳舞はそこに駆けつけた高威（こうい）に下手人であると疑われ、監禁される。君臨淵は鳳舞を助けるために御冥夜（ぎょめいや）と協力し、院長暗殺の真犯人を捕らえるべく罠（わな）を張る。