チェン・ランは、義理の母親であるジョン・ウェンジュエンが高額プリペイドカード詐欺に遭ったことを察知するが、義母が自分に対してメンツを保てるよう、シュー・ジエとソン・シウに案件を担当させる。正規の弁護士になったばかりのソン・シウは、未熟ながらもシュー・ジエと二人三脚で裁判所デビューを果たす。また、チェン・ランは父親の事件に関してチェン・コーと調査協力を行うが、２人に思わぬ共通点があることが発覚する。

停職中のソン・シウは友人のワン・タオと会うが、今後への不安感から心は晴れなかった。そんな中、イエ・フェイがシュー・ジエの自宅付近に引っ越し、さらには複数の女性にプレゼントを贈っていることを知る。ソン・シウは２人に怒りをぶちまけ、その場は険悪なムードに。バイ・ニンはシアオ・ホーに新案件を一緒に担当するよう提案。性格は正反対の２人だが、行動をともにするうちに、少しずつバイ・ニンの心がほぐれていく。

チェン・コーは誠泰からリー・イーの銀行書類を秘密裏に入手し、シュー・ジエ、チェン・ランと共に作戦会議を開く。シュー・ジエは記録を冷静に分析し、チェン・ウェングアンが有罪である可能性も示唆するが、父親が無罪だと信じきっているチェン・ランはそれに対し激怒。１人でケイマン諸島に乗り込み、調査をすると言い出す。シニアパートナーの座を狙うバイ・ニンは、何とかチェン・ランの評価を下げようと厄介な案件を第２チームに押し付ける。

夫を事故で亡くした依頼人の要求は、隆菲自動車社の社長の弔問と、線香をあげることだった。シュー・ジエはチェン・ランを説得してこの案件を引き受ける。しかし、隆菲自動車社の弁護人としてファン・プーと一緒に表れたのは、青安からシュー・ジエを追って静海にやってきた元彼のスン・ジョーウェイだった。心をかき乱されながらも案件を有利に進めるシュー・ジエだが、スン・ジョーウェイは強引に彼女との復縁を迫ろうとする。

ホー・ガンとファン・プーの結婚式の日がやってきた。明堂と誠泰の弁護士たちが見守る中、２人は永遠の愛を誓う。ソン・シウはシュー・ジエとスン・ジョーウェイが恋人同士だったことを知り複雑な心境になるが、受け入れようと努力する。謹慎中のソン・シウは、ワン・タオやホアン・ヤオチンから誠泰に来るよう誘われ、転職すべきか思い悩む。後日、明堂の社員宛てにある人物の写真が送信され、社内はその話題で持ちきりになる。

海外の大手スポーツブランド亜顛から、飛来茵が模倣品を製造しているのではないかとの情報を得て福門へ飛んだチェン・ランとシュー・ジエは、身分を偽って潜入捜査を行う。その動きを察知したバイ・ニンは飛来茵を２人に奪われるのではと懐疑的になり、タン所長やワン会長らから情報を聞き出そうと必死になる。一方、ジエン・ペイランが静安に一時帰省するために荷造りをしていると、女性社員のネコが大量の土産を持ってやって来て…。

福門で飛来茵の件を調査しているシュー・ジエのもとに、サプライズでソン・シウがやってきた。ソン・シウは転職のことをほのめかすも、具体的な話はできないまま福門をあとにする。チェン・ランとシュー・ジエはワン会長のもとを訪れ、偽造の証拠となる映像を提示。何も知らなかった会長は驚き、その怒りをバイ・ニンにぶつける。彼女はチェン・ランたちの行動に憤り、事情を聞いたタン・インはリー・ゴンミンに真意を確認する。

チェン・ウェングアンが危篤との知らせを受け、シュー・ジエを残して急ぎ出張先の福門から静海に戻ったチェン・ラン。同じ知らせを受け取ったリー代表、タン代表、チェン・コー、チエン・チウチンの間にも動揺が広がる。チェン・ランは、病院で待ち受けていたジャン・チンランから、最後にチェン・コーを父親に会わせてやってほしいと懇願され当惑する。チエン・チウチンは、チェン・ウェングアンに対する思いをチェン・ランに打ち明ける。

シュー・ジエとよりを戻したいスン・ジョーウェイは、執ように彼女に言い寄る。その様子を見ていたソン・シウは、積もり積もった怒りをこらえきれず大胆な行動に出る。さらにソン・シウは適好ホテルの案件でシュー・ジエと対立し、２人の仲はギクシャク。ソン・シウは証言者もなかなか集まらず行き詰まっていたが、新しい上司であるホアン・ヤオチンから助言を得て奮起する。一方、父親を失ったチェン・ランは悲しみに打ちひしがれていた。

ファンニンが鹿鳴の株を手放し、リン・ルイのもとを去ってから６年が経った。タン・ピンは女優、ツァイ・スーユーは小説家とそれぞれ新たな道を歩んでいた。一方、ファンニンは海外でホワイトクイーンというインテリアブランドをシェン・ジュオと立ち上げる。事業は順調で、中国での展覧会も決まるがファンニンには大きな秘密が…。

大学のキャンパスで偶然リン・ルイの姿を見つけたファンニンは、学生たちに囲まれた彼の背中を複雑な気持ちで見送る。二度と遭遇しないようにと医学部の方角を避けて移動するファンニンだったが、購買でリン・ルイに見つかってしまう。その頃、ルー・イーヤオはルー・ヨウヨウが見つけたスーユーのＳＮＳの記事を読んでいた。

心では再会を喜ぶファンニンとリン・ルイ。しかしその頃、リン・ルイの伯母たちが鹿鳴のバーゲンに足を運んでいたところ売り場でパンダの服を着た愛らしいヨウヨウが目に入る。そこにシェン・ジュオがヨウヨウのそばに現れ、ヨウヨウがファンニンをママ、シェン・ジュオをパパと呼ぶのを目撃して、完全に誤解する。

ヨウヨウの存在を知ったスーユーたちはファンニンの家に駆けつけて、子供の存在をリン・ルイにも隠していたことを責め立てるのだった。その夜、ファンニンはヨウヨウが高熱を出していることに気づいて病院に行く。ヨウヨウを抱っこしていたファンニンは、両手が自由にならず受付で手間取っていると、リン・ルイが現れる。

ファンニンは父子の時間を作るためにヨウヨウをリン・ルイのもとに預けるが、ヨウヨウに会いたい気持ちを抑えられず、意を決してリン・ルイの家に足を運ぶ。リン・ルイの伯母から門前払いされるものの、ヤージーの助けにより２人が病院にいると知る。しかし、病院ではヨウヨウがユー・シーイーに懐いているのを目の当たりにする。

ファンニンは家にリン・ルイがいることに落ち着かない。平静を装ってはいるが、心を見透かすようなリン・ルイの言葉に動揺してしまう。一方、タン・ピンと焼き肉店に来たポン・ボーは、店でタン・ピンが広告塔になっている商品のセールスを受ける。しかし、タン・ピンを応援しているポン・ボーは商品のおまけに不満を持つ。

昨夜リン・ルイから投げかけられた言葉にファンニンは戸惑っていた。６年前とは別人のように強気なリン・ルイにリードされたまま、ヨウヨウを迎えにリン・ルイの家へ行く。リン・ルイがファンニンを連れて家に入ってきたことで、母親たちは驚きを隠せない。さらに、リン・ルイの意外な告白にあっけにとられてしまう。

スーユーはルー・イーヤオの来訪を待っていた。だが、一向に来る気配はなく、小説のアイデアも湧かないので自分から彼を訪ねることに。すると、そこには腰痛で苦しむ彼の姿があった。スーユーはルー・イーヤオの言動に戸惑ってファンニンに相談する。その頃、ルー・イーヤオもまたリン・ルイに相談に乗ってもらっていたが…。

芸術パークでの開店を目前に控えたホワイトクイーンだったが、ファンニンは芸術パークの運営者から契約の撤回を申し入れられる。不審に思ったファンニンが理由を聞くと、鹿鳴が背後にいることに気づく。一方、何も知らないシェン・ジュオは店で商品の陳列をしていたが、押し入ってきた男たちに店を荒らされてケガを負ってしまう。

リン・ルイの計画を成功させるため、スーユーとタン・ピンはファンニンに理想のプロポーズについて聞き出そうとする。だが勘のいいファンニンは、２人の言動からリン・ルイの計画に気づき、照れながらも期待するのだった。一方、鹿鳴ではガオ・アルファンがホワイトクイーンの店舗を襲撃した黒幕を暴き出しており…。

ファンニンの誕生日パーティーは、集まった人々がそれぞれに幸せな時間を過ごして成功に終わる。友人たちが帰ったあと、リン・ルイはこの日のフィナーレを飾るために、２人きりのイベントも用意していた。そこでリン・ルイはプロポーズと共に特別な意味を込めた指輪をファンニンに渡して、２人は愛を確かめ合う。

皇宮で育った慕安（ぼあん）国の嘉南（かなん）郡主・姜保寧（きょうほねい）。お飾りの皇帝・趙翌（ちょうよく）から皇后に望まれ、高貴な身分に伴う義務を果たそうとしつつも、打算的な婚姻を憂いていた。ある日、市井で毎年開かれる機巧（きこう）大会に出ようと、皇宮を抜け出す。大会出場に必要な“参加牌”を手に入れようと街に出たところ、参加牌を売ろうとしている男に出会い、購入金額の交渉をしていると…。

姜保寧たちは趙嘯（ちょうしょう）のおかげで落ちた穴から抜け出す。負傷した姜保寧は最終関門を棄権したかと思いきや、下山したその足でお題の素材を届けて首位となり、賞品の「神鬼（しんき）兵器図」を手に入れていた。首位を祝い、姜保寧と食事をする趙嘯は自分が大会に出た目的は、南岷（なんびん）水軍の帆船を改良するためだったと明かし、彼女に船の改良を考えてもらえないかと頼む。

使用人に扮した姜保寧が市井の錦繍坊（きんしゅうぼう）に入るのを見た李謙（りけん）は、何か裏があると考える。外出を怪しむ親友のはくそに姜保寧は、趙翌の子を身ごもった宮女を捜索していることを明かす。そんな中、皇宮で母親の形見をなくした趙嘯に声をかけ、姜保寧は烏が巣に持ち帰っていた石を見つける。木から落ちたところを李謙に受け止められ、3人は皇宮で再会を果たす。

趙翌を慕う清儀（せいぎ）県主の韓同心（かんどうしん）が皇宮にやって来る。皇太后は、婚姻によって姜家と皇帝の結びつきがさらに強まることを阻止するため、娘同然の韓同心を皇帝の貴妃（きひ）に封じようと企む。韓同心は趙翌に自らの存在を示し、陛下の寵愛（ちょうあい）を勝ち取ると祖父の簡（かん）王に誓う。一方、姜保寧は鎮（ちん）国公の配下の厳華年（げんかねん）から、趙翌がひそかに国政を学んでいることを知る。

厳華年を無事に皇宮の外へ逃がすため、不慣れな馬に乗って追っ手の邪魔をする姜保寧。街の中を暴走し、なんとか追っ手を阻むことに成功したが、手首を痛めてしまう。名手である李謙は、姜保寧に馬術を教えることを約束する。義妹で腕利きの女医・高妙容（こうみょうよう）に調合してもらった膏（こう）薬を、部屋に忍び込んで姜保寧に渡した李謙だったが、そこへ突然、太皇太后が訪れ…。

韓同心の気性を逆手に取り、わざと濡れ衣を着せて自分が罰を受けるようにしむけた結果、ひとまず趙翌との婚姻を回避し、姜保寧は思過（しか）堂で夜を明かすことに。心配した李謙は姜保寧のもとをこっそりと訪れ、彼女は皇帝に嫁ぐ気が一切ないことを見抜く。一方、韓同心は夢であった皇后への道が大きく開けたことを簡王から知らされ、歓喜する。

李謙を皇太后の懐に入り込ませるため、姜保寧はわざと騒ぎを起こす。姜保寧を怒らせて罰を受けた皇太后付きの宦官を助けた李謙は、跪（ひざまず）いたまま高官のとりなしを待ち続ける。騒動は皇太后へと伝わり、李謙の罪はお咎めなしとなった。李謙が報告するために姜保寧のもとを訪れると、そっけない態度の彼女は李謙と親しい高妙容について探りを入れてくる。

姜家を味方につけた趙翌は玉璽（ぎょくじ）の奪還に成功するが、存在を隠していた第一皇子の誕生が決定打となり、姜保寧との婚姻はとうとう白紙に戻された。皇太后は隠居を決めたものの、皇子を手元に置けば自らの影響力を維持できると考え、守り育てることを誓う。さらに、皇太后は後宮の主の座を手放さず、護衛に李家軍を任命し、李謙を禁軍統領に昇進させる。

姜保寧に対する好意を知り、趙嘯を呼びつけた趙翌。剣を突きつけ、己の命か姜保寧を選べと趙嘯に迫ったところを、駆けつけた太皇太后によって止められる。太皇太后は、姜保寧のために死にかけた趙嘯の覚悟と想いを確認し、彼こそが最適な人選だと姜保寧に勧める。李謙に惹かれる気持ちはありつつも、姜保寧は趙嘯との縁談を受け入れる。

李謙は炎の中から姜保寧を救い出したが、趙嘯が助けに来たのを見ると彼女を置いてその場を去った。趙嘯こそが命の恩人だと思い込んだ太皇太后は、ますます婚姻に乗り気となる。しかし、慕安国を訪れた永慶（えいけい）国の王子・慶泰（けいたい）が歓迎の宴の席で嘉南郡主を娶（めと）りたいと言い出した。趙嘯との婚姻にはまだ懿旨（いし）が下されていないと知った慶泰は、趙嘯に腕比べを挑む。