チュウヤオに無理やりキスをされそうになったシンチェンは、彼の頬を叩き拒絶する。その一部始終を見ていたニャンユは、影ながらシンチェンの心を思いやっていた。そんなある日、シンチェンは同級生のジョウ・ウェイから、来週末に開催されるパーティーでダンスを披露することになり、パートナーを組んでほしいと依頼される。

ダンスの練習中にニャンユにキスされたシンチェン。それからというもの、彼を意識をしてしまう一方、キスしたあとに放置されたことに対して怒りを隠せないでいた。そんなある夜、ニャンユと部屋で勉強中、シンチェンの携帯にチュウヤオから着信が。どこかぎこちないシンチェンの声色と男の影を察知したチュウヤオは、次の日から嫉妬丸出しでシンチェンに接するようになる。

ある日シンチェンは、キャンパス内をチュウヤオと歩いていたところ、見知らぬ男たちに銃で脅されてしまう。チュウヤオの反撃もむなしく危機的状況のなか、助けに駆けつけたニャンユのおかげで男たちを撃退させることに成功。しかし男たちの目的はわからずじまいだった。そんな最中、義母ミンリーのもとに「ドリーグループの株を購入した」とある男から電話が入る。

落ち込んだ時にいつも目の前に現れてはシンチェンを助けてくれていた、行きつけの漫画店のキャラクターで着ぐるみの“白いクマ”。そのなかの人がニャンユだと知ったシンチェンは、「絶対にあり得ない！」と信じられずにいた。それに加え、大勢がいるパーティーで大々的にチュウヤオにフラれた恥ずかしさと屈辱から、試験がまじかに迫るも学校へは行けずに数日が経過してしまっていた。

台北で開催される音楽会に招待されることになった四葉交響楽団。しかし費用の問題で、ヤンヤンの参加が危ぶまれてしまう。それを阻止したいチュウヤオは、父親にお金の工面を相談するも、「彼女はダメだ」と一喝されてしまう。同じ頃、シンチェンの義母ミンリーは、娘が楽団を辞めるようヤンヤンの母親に直談判していた。

夜遅くに宿を飛び出したヤンヤン。彼女を独りで捜すシンチェンは、2人組の男に絡まれてしまう。そんな危うい状況のシンチェンを救ったのは、見知らぬ酔っ払い男性だった…！しかし、その後にかけつけたニャンユは勘違いし、男性を退散させる。シンチェンはニャンユの勇敢さに改めて感謝し、抱きついて離さないでいると、悲しい過去の走馬灯が頭によぎったニャンユは気絶してしまう。

四葉交響楽団の演奏が高く評価され、打ち上げパーティーをしている最中、ヤンヤンは全員の前で、「ニャンユ先輩、あなたが好き」と告白をする。しかしニャンユは困惑した表情を浮かべていた。その後、中国へ戻るや否や、義母ミンリーに呼び出されたシンチェンとチュウヤオは、新ブランドのモデルとしてウェディングドレスに身を包み、カメラの前に立たされていた。

シンチェンは幼い頃から言うことを聞かない罰として、厳しい義母ミンリーに部屋に閉じ込められていた。しかし今回は、ニャンユによって救われる。しかし二人の様子をミンリーが覗き見していたことを察知したシンチェンは、思わずニャンユを拒絶し、突き飛ばしてしまう。それからというもの、二人の関係は悪化の一途を辿り…。

自身の出生の秘密をヤンヤンに脅されたシンチェンは、楽団の仲間の前で「ドリーグループ社長の実娘ではない」と告白する。しかしこの“隠し子騒動”が、大学のみならず国内中に拡散され周囲の大人たちをも大混乱にさせてしまう。シンチェンはただ、自分にウソをつきたくなかっただけなのに…。そして学内では、態度を一変する学生たちに対して叱責するニャンユだったが、シンチェンへの誹謗中傷は激しさを増す一方だった。

ニャンユがウィーンへ旅立つ日、シンチェンは白いクマに誘導されクルーザーに乗っていた。しかしそのなかの人物がチュウヤオで、義母ミンリーと画策した駆け落ち計画だったと知ったシンチェンは、到着したホテルでもチュウヤオと口ゲンカばかり。一方ニャンユは、シンチェンを脅したことを認めたヤンヤンから、“隠し子騒動”の引き金となった事実を聞かされる。

ダニエルの悪事によって、シンチェンが誘拐されそうになるところを、ニャンユが救った一夜。ハグをしたことにより、再びニャンユは気絶をして病院に運ばれてしまう。そんな彼を涙ながらに見守るシンチェンの姿に、チュウヤオは改めて彼女への思いを募らせていく。そして太陽グループの社長である父に、自分の素直な思いを伝えるのだが…。

ドリーグループが倒産し、現実を突きつけられたシンチェン。義母ミンリーの涙を初めて見た彼女は、ニャンユへの思いを捨て、家族を救うためチュウヤオとの結婚を決意する。しかしそんな思いまでもを汲んでいたニャンユが、シンチェンをある場所へと誘う。そこは二人が初めて出会った場所だった。

四葉大学の退学を決意したシンチェン。ヤンヤンから「話がある」と、ある場所へ連れ出されるも、すべてはダニエルの画策によって、遂に誘拐されてしまう。廃墟で拘束されたシンチェンは、懸命に助けを求めるが、その声は誰にも届かなかった。一方、シンチェンを救おうとニャンユたちは、ダニエルの尾行に成功し、廃墟に辿り着くのだが…。

洞穴に横たわる声谷を見た遠橋らは趙敏の仕業と決めつけ攻撃しようとするが、無忌が止めに入り、誤解だと弁明。遠橋らは妖女をかばう無忌を責めるが、そこへ青書と友諒がやってきて、２人の会話から事の真相が判明する。遠橋らを見送ったあと、無忌はしじゃくと謝遜を助けに行こうとするが、そんな無忌に趙敏は恋慕の想いをぶつける。

しじゃくを救うため無忌が丐幇の者たちと戦っていると、空から謎の女人が降臨。女人は丐幇の者たちに成崑を差し出せと命じ、丐幇の幇主・史火龍（し・かりゅう）が偽者であることを暴く。その頃、趙敏は無忌への想いを断つため寺で一心に修行に励むが、邪念は一向に消えない。そこへ保保がやってきて汝陽王が戦で深手を負い、趙敏を呼んでいると言う。

父・汝陽王に死罪を命じられた趙敏は、刀が振り下ろされる直前、范遥によって救出される。戻って刑を受け入れると言う趙敏に、范遥はある計画を提案。その頃、無忌は義軍が濠州に設立した元帥府に到着し、義軍の活躍について報告を受ける。戦を早く終わらせることこそが民のためと言う無忌に楊逍らはとっておきの策があると言う。

霊蛇島で生き返って以来、記憶を失った阿離は元帥府で久しぶりに野王と天正と再会。過去の確執を忘れ無邪気になつく阿離を野王は抱きしめる。元帥府にやってきた趙敏は陰謀が潰れたことで居場所を失い、天正は趙敏を始末しようとする。無忌は趙敏を慰めようと食事を持っていくが、そこへ２人が一緒にいると知ったしじゃくが乗り込んでくる。

無忌としじゃくの婚礼の場に現れた趙敏は、無忌に２つ目の願い事として婚礼の取りやめを要求。無忌はもちろん突っぱねるが、趙敏にある物を見せられ態度を変え、思い切った行動に出る。しじゃくは自らの決意を宣言し、朱元璋は教主が元の郡主と失踪したことで威信が地に落ちるかもしれないと不吉な予言をする。

そばにいたいと言う青書を連れて峨嵋派に戻ったしじゃくは、婚礼の件で侮辱する敏君を容赦なく痛めつけてひざまずかせ、圧倒的な力で掌門として君臨。静玄に手紙を託し丐幇との連携を画策する。一方、しじゃくの掌を受けて予想以上に体が弱っていた趙敏は、謝遜が少林寺にいることを無忌に伝え、自分を置いて救出に向かうようにと送り出す。

元朝との戦いを続ける明教は各地で勝利し、韓山童（かん・さんどう）の戦死で士気が下がるのを防ぐため朱元璋はその子・韓林児（かん・りんじ）を皇帝に立てる。趙敏と共に仲間たちの元へ戻った無忌は想い人を娶る覚悟を告白。しゅう・てんらは激しく反発し、朱元璋は義軍の士気が乱れると忠言。そこへ少林派から屠獅大会への招待状が届き、無忌は謝遜を守るため少林寺へ向かう。

武林の各派が集結し、いよいよ英雄大会が始まる。謝遜の身が少林派の手中にあると知るや、各派の面々は我こそが謝遜を亡き者にせんと激高。そこでしじゃくは、腕比べに勝利した者が謝遜を得てはどうかと提案。かくして各派の戦いが始まるが、峨嵋派がこれまで見たこともない邪悪な技で他を圧倒。無忌は急激な技の上達からあることに思い至る。

３人の神僧と戦うことになった無忌としじゃくはついに金剛伏魔圏を打破。空聞大師（くうもんだいし）も救出され、全ては成崑の陰謀であることが明らかになる。こうして無事謝遜は地下牢から救出されるが、謝遜が犯した罪は重く、武林各派は過去の怨恨を晴らさんとする。そこへ汝陽王親子が２万の鉄騎を率いて少林寺に向かっているとの知らせが届く。

天正の戦死で趙敏を殺すべきとの声が高まるが、無忌はこれを拒否。明教内の不和を収めるべく范遥は趙敏に無忌の元を去るよう説得を試みる一方、汝陽王の軍営を訪ね、趙敏からと偽って撤退を求める手紙を渡すが、汝陽王は一顧だにしない。戦いは続き、ある日、無忌らは元軍に快勝。勝利の祝杯を挙げた翌日、趙敏が少林寺から姿を消す。

無忌の復活で勢いを取り戻した明教は元の軍営に突入。朱元璋らも大軍を率いて元軍の本営に攻め入り、ついに少林寺を守り抜く。一連の戦いで謝遜が戦死し、無忌は悲しみに暮れ、しじゃくは謝遜の最後の言葉によって迷いから救われる。その後、元帥府にしじゃくから真っ二つに折れた倚天剣と屠龍刀が届けられ、無忌は宝剣と宝刀の復元を試みる。

無忌らの婚礼が明教内で議論になり、朱元璋らは本人たちの答えを聞く前に式の準備を整えて２人を祝福。しかし、自分を利用しようとする魂胆を感じ取った趙敏はその場を飛び出す。一日も早く戦を終える方法を考えた無忌は汝陽王への直談判を決行。そして見事停戦を取りつけるが、会場を出た途端、待ち伏せしていた兵が一斉に矢を放つ。

キレイな絵が飾られている店を見つけ眺めているフェイを見つけたミンシュエンは、ノートを送ろうとしたが渡された電話番号に不備があったと言い、正しい番号を聞いて立ち去っていく。一方、留学先から上海に戻ってきたミンシュエンの従妹のルー・ジューはカイマン社に現れ、ファン・シアオユーと仲良く話しているところをミンシュエンに連れ帰られる。モデルになりたいジューは実は無断で休学し、モデルレッスン生の審査に応募していた。

ミンシュエンは売上低迷が続くブランド「頌唐（しょうとう）」のテコ入れのため、フェイが学ぶ李（リー）氏刺繍工房を買収しようとしていた。だが代表のリーは拒否。頌唐の問題点を尋ねられたフェイは、ミンシュエンを運河のほとりにある小さな店へ連れていき、蘇州刺繍に触れさせて心のぬくもりの大切さを諭す。一方、モデルレッスン生の選抜テストに臨んだジューだったが、緊張のあまり途中で立ち止まってしまう。助けたのはフェイの弟、モー・ファンだった。

買収の話が大きく前進し、ミンシュエンはフェイに感謝を伝える。するとフェイは苦境に陥った頌唐ブランドの新機軸に期待するからこそ、刺繍工房を買収できるよう協力したのだと話す。数日後、著名デザイナーであるシオン・インのファッションショーが行われる。インのスタジオでアルバイトをするフェイも、裏方として準備にいそしんでいた。ところがショーの開始直前になって、バイ・シアオマンが着用する衣装が破れてしまい…。

なぜかミンシュエンに食事をおごることになり、フェイは納得がいかない。しぶしぶ行きつけの店に連れていくが、不衛生だと熱湯で箸を洗われる。ミンシュエンに家まで送ってもらったフェイは家の前でミンシュエンの口元に付いていたソースを拭き取ると、そのタイミングで弟のファンとミンシュエンの従妹のジューが家から出てきてばったり遭遇してしまう。家に入った後、ファンにミンシュエンとどういう関係なのか問いただされ…。

李氏刺繍工房はジュー・ハイティエン率いる海耀（ハイヤオ）グループに買収される公算が大きくなった。意気消沈するフェイに対し、落ち着いた様子のミンシュエン。ミンシュエンは自分のことをどう思っているかフェイに問う。一方、リーはミンシュエンに工房を売却できなくなった旨を告げるが、ミンシュエンは広大な庭園を有する伝統家屋を新工房用に購入していた。フェイはネットラジオを通じ、諦めないことを教えてくれたミンシュエンに謝意を述べる。