小清水隆夫が映画「フリーズムーン」の製作費を持って逃亡した。嶋田が自分の名義で…。

滝沢組とのトラブルで、重傷を負った桑原。なんとか一命を取り留めたものの、嶋田から呼び出され…。

嶋田の前に、滝沢が再び交渉にやってきた。二蝶会の組長・森山毅と話し合った結果…。

三馬太郎（中村倫也）は、崖っぷちのミステリ作家。5年前に“明智小五郎賞”を受賞し、勤めていた会社を辞めて作家業に専念したのはよかったが、その後は新作を出すたびに初版の部数を削られ、ネットの評価も散々。担当編集者・中山田洋（山本耕史）に励まされながらも、筆の進まない日々が続いていた。ある日、太郎は山間の集落“ハヤブサ地区”を訪れる。

亡き父の故郷である山間の集落“ハヤブサ地区”で暮らしはじめたスランプ気味のミステリ作家・三馬太郎（中村倫也）は連日、入団したばかりの消防団の練習に駆り出されて疲労困憊…。実は、消防団が日ごろの訓練の成果を披露する“消防操法大会”の開催日が迫っており、分団長の宮原郁夫（橋本じゅん）がピリピリしているのだ。

ハヤブサ地区の町おこし動画用シナリオを書き上げたミステリ作家・三馬太郎（中村倫也）は、映像ディレクター・立木彩（川口春奈）との打ち合わせに赴く。以前のそっけなさは消え、はつらつと企画を進める彩との会話に心地よさすら感じる太郎だったが、彩は“大事なこと”を太郎に隠していて――。

亡き父の法要のため“随明寺”を訪れたミステリ作家・三馬太郎（中村倫也）は、これまで放火された人々は寺への寄進額がいずれも飛びぬけて高いことに気がつく。この奇妙な共通点が示す真実とは…!?その矢先、編集者の中山田洋（山本耕史）から聞いた情報に、太郎はがく然とする。

映像ディレクター・立木彩（川口春奈）と一夜を過ごした直後、編集者・中山田洋（山本耕史）からの連絡で、彼女が新興宗教の元信者だと知らされたミステリ作家・三馬太郎（中村倫也）は、衝撃を受ける。というのも、彩が入信していた“アビゲイル騎士団”は数年前、教祖と幹部3名が信者12名を拷問の末に殺害するという凄惨な事件を起こし、世間を震撼させた教団だったのだ。

映像ディレクター・立木彩（川口春奈）の過去を受け入れ、交際をスタートしたミステリ作家・三馬太郎（中村倫也）。苦戦していた連載小説も最終回の評判はすこぶるよく、彩とともに過ごす何気ない日々に幸せを感じていた。そんな中、太郎は太陽光発電企業“ルミナスソーラー”の営業員・真鍋明光（古川雄大）が集落の一軒の家に出入りしているのを見かける。

最新作の書籍化を記念してミステリ作家・三馬太郎（中村倫也）のサイン会が都内の書店で開催されることとなり、それにあわせて藤本勘介（満島真之介）、徳田省吾（岡部たかし）、森野洋輔（梶原善）、宮原郁夫（橋本じゅん）、山原賢作（生瀬勝久）らハヤブサ消防団のメンバーも東京へと研修旅行にやって来た。一同は久々の旅行、そして大都会に大はしゃぎする。

東京から戻り、多くの人でにぎわうハヤブサ地区に驚いたミステリ作家・三馬太郎（中村倫也）は混乱しながらも、映像ディレクター・立木彩（川口春奈）の家へと急ぐ。ところが、太郎の前に現れたのは、“アビゲイル騎士団”の後継団体、“聖母アビゲイル教団”の弁護士・杉森登（浜田信也）と太陽光発電企業“ルミナスソーラー”の営業員・真鍋明光（古川雄大）だった。

“随明寺”住職・江西佑空（麿赤兒）が“聖母アビゲイル教団”を受け入れたことにがく然とする、ミステリ作家・三馬太郎（中村倫也）。その矢先、太郎たち消防団は近々、教団が“聖母降臨”の儀式を行う予定だと知る。彼らは発足以来、江西の亡き妹である山原展子（小林涼子）を神格化し“聖母”として崇めてきたが、その後継者として新たな聖母を擁立する計画を企てているようだった。

業界大手の「マルオースーパー」練馬店に、1円玉がメロンパンに混入していたとのクレームが入る。コンプライアンス室の高村真琴曰く、売場主任・佐々部が昨夜、不審な電話を受けたといい、その内容から女性社員によるパワハラ絡みの犯行を疑う。

開店を３日後に控えた品川店で騒動が勃発。大竹満寿子を始めとするパート１８人が辞めると言い出した。秋津渉の巧みな話術で社長・丸尾隆文のセクハラが原因だと判明するが、詳細は分からない…。

高村真琴の先輩で商品開発部の徳永悠馬が、パタニティーハラスメントを受けていると訴えてきた。育児のために労働時間を短縮できるイクメン時短を利用しているが、そのことで嫌がらせを受けているという。

高村真琴も憧れる女性初の店舗開発部長・貴島秀美が、部下からモラルハラスメントを受けていた。無視、情報隠し…そんなモラハラの中心人物が秀美の同期で次長の岩熊義雄。

秋津渉（唐沢寿明）のもとに水谷逸郎から突然連絡が。飲み会で泣き出し、それ以来出社していない広報課・関根かすみの問題を解決して欲しいという。かすみ曰く原因はアルハラ。

水谷逸郎をパワハラで訴える決意をした秋津渉。だが高村真琴らの聴取に対し水谷は事実を認めない。そんな中コンプライアンス室に人事の小泉光一が訪ねてくる。

小松美那子の罠にはまり、秋津渉がセクハラで訴えられる事態に。

辞表を提出した秋津渉に対し脇田治夫は意外にも慰留させようとする。

津渉の交渉で丸尾隆文を救出するが、横手理市による買収に向けたマルオーへの攻撃は日増しに激しくなっていく。高村真琴にはカスハラ男・田端が品川店で暴れているとの連絡が。

富士山麓ののどかな撮影所「バイプレウッド」は、民放各局の連ドラや映画などの多くの作品が撮影中で所内は大賑わい。田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一ら“バイプレイヤーズ”も仲間のベテラン名脇役たちと楽しく連ドラを撮影中。その頃、撮影所の片隅で濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子ら若手の役者が、犬を主役にした映画の制作に奮闘していた。

暴力沙汰で、職場をクビになってしまった契約社員の獅子戸丈一郎。これで26回目である。新たな職場を探すが、金髪で傷だらけの獅子戸のことを社会は全く相手にしてくれない。

鰐渕にボコボコにされた獅子戸が病院で目を覚ますと、そこには東京フィストの蜂野と馬場がいた。

東京フィストの契約社員になった獅子戸は、チームリーダーである蜂野のサディスティックながら的確な指導に従い、必死に仕事をこなしていく。

柿根が送り込んだ刺客を2人だけで弾き返した獅子戸と蜂野。だが、チームリーダーとしての判断が部下の命を危険に晒したとして、蜂野は降格処分、獅子戸はクビを言い渡されてしまう。

なんとかクビが繋がった獅子戸。自分を庇った蜂野に感激した獅子戸は、馬場から蜂野のある悲しい過去を聞く。

虎井の指導のもと、蜂野とタイマン勝負をすることになった獅子戸は、負けたらクビという状況の中、すんでのところで窮地を凌ぐ。

東京フィストの金庫に保管されていたハードディスクが盗難された。窃盗団を追い、盗まれたものを取り戻した蜂野だが、柿根に言われた「鰐渕が兄・拓也を殺した」という言葉が頭から離れない。

5年前。鰐渕は榊と名乗り、公安の潜入捜査官として、まだヤクザの下っ端だった柿根に近づいていた。いつしか、友情のようなものが芽生えていた榊と柿根。