シャオチンは新刊を発表して新しい道を歩み始めていた。マンニーは債権係の仕事で最後の案件を終え、ウェイ社長から約束どおりブランドショップの店長のポストを提示されるが…。ジアは、家を売って社員たちの退職金や賠償金に充てることにする。ワン夫人に別れの挨拶をした帰り道、製茶工場の村長がジアを訪ねてくる。

亡き父親が遺した湖畔の家で一人暮らしをするルオ・ティエンラン。作曲家を目指す彼女は大好きなミュージシャンのコンサートに向かう途中、人気アイドルのジン・ゾーイーの撮影現場に誤って侵入。不審者扱いされた上に商売道具を壊され、大激怒！その頃、連日マスコミに追われてホテル生活のゾーイーは、新居が決まったとの連絡を受けるが…。

ティエンランが自宅でくつろいでいると、誰もいないはずのリビングから怪しい物音が聞こえてくる。恐る恐る覗きに行くと、そこにはゾーイーの姿が！翌日、ゾーイーのマネージャー、ティファニーから状況を説明されショックを受けるティエンラン。なんと親友のジン・シアオチンが勝手に家を売ったというのだ。慌てて彼女に真相を問いただすが…。

恥ずかしい写真で脅されたゾーイーはティエンランをしぶしぶ家に住まわせるが、2人が揉めている姿が熱愛ゴシップとして流され騒動に。そんな中、ゾーイーの祝賀会に大好きなミュージシャンが出席すると知ったティエンラン。出席したくてゾーイーのご機嫌をとるも失敗。だが、会場前で以前知り合ったユン・シューと再会し、彼の同伴者として潜入し…。

ゾーイーは祝賀会でティエンランをフィアンセだと紹介し、マスコミの前でキスを披露！彼の身勝手な行動に怒りが収まらないティエンランだったが、ティファニーから１年間の契約結婚を提案され承諾する。ティエンランは家を取り戻すため、ゾーイーはゴシップから逃れるため、それぞれの思惑を胸にマスコミの前で婚約記者会見を開くが…。

結婚式前日、ゾーイーと口論になり、手ぶらで車から降ろされてしまったティエンランは、ユンと偶然出会う。一方、帰宅後に不吉なニュースを見て心配になったゾーイーは、彼女を捜しに出るが見つけられず、そのまま結婚式当日に。大勢のゲストを前に諦めかけるゾーイー。そこへシアオチンに連れられた花嫁姿のティエンランが現れ・・・。

CM撮影で使用した指輪をなくし、落ち込むティエンラン。そんな彼女を見て、ゾーイーは自分が弁償するとティファニーに話す。そんな中、風の音に旋律があると語るティエンランに、絶対音感があると見抜いたゾーイー。その矢先、レコード会社からティエンランへ連絡が入る。上機嫌で話を聞きに行くも、ゾーイーとの共作を条件に出され…。

ゾーイーは食事の約束に行けなかったことを素直に謝れず、ティエンランと大ゲンカになる。1人でレコード店へ行ったティエンランは、ばったりユンと出会い、食事をすることに。そのレストランに居合わせたゾーイーは、咄嗟に嘘をついて彼女を連れ出し…。そんなある日、ゾーイーのレッスン現場へティエンランが昼食を配達しにやってくるが…。

ユンに馬の博物館へ連れて行ってもらい、感激したティエンラン。一方、何かとティエンランの言動が気になるゾーイーは、気持ちとは裏腹に彼女に意地悪な態度ばかり取ってしまう。そんなある日、シアオチンがティエンランのサプライズバースデーを準備していることを知り、ゾーイーもプレゼントを用意。だが、ティエンランは一向に現れず…。

誰もいないスケート場でティエンランの誕生日を祝ったゾーイー。楽しい時間を過ごした2人は少しずつ距離を縮めていく。そんな中、ティエンランはゾーイーのお祖母さんから突然呼び出される。良き妻としての心得を教育するというお祖母さんに、小言を言われながらも懸命に従うティエンランだったが、彼女が作った手料理を食べたお祖母さんは…。

ユンは、幼い頃にいじめられていた自分を助けてくれた女の子がティエンランだと気づく。長年の想い人との再会に喜ぶものの、ゾーイーの存在を考え彼女への想いを断ち切ろうとする。そんな中、自転車に乗る練習をしていたティエンランは、転んで頭を強打。意識は取り戻したものの、16歳以降の記憶を失いゾーイーやユンのことを思い出せず…。

ゾーイーが自分の夫だと聞かされたティエンランは、良い妻になろうと健気な態度でゾーイーに接し、彼女が記憶喪失になる前よりも2人は円満な夫婦らしくなっていく。そんな中、ティエンランの退院で自宅に戻った2人。そこで思わずゾーイーは偽装結婚の事実を隠してしまう。しかし、ティエンランは夫婦の寝室が別であることに疑問を抱き…。

「婚前契約書」をティファニーから見せられたティエンランは、自分がゾーイーにひどいことをしたのだと勘違い。落ち込む彼女の様子に戸惑いつつも、ゾーイーは2人が出会った場所へ彼女を連れて行く。するとすべてを思い出したティエンランは、ゾーイーと言い合いになってしまい・・・。そんな中、シアオチンがティエンランの家へやってくる。

皇帝一族の血筋を引いて生まれたおうけんは上陽郡主の名を授かり、皆に愛され何不自由なく暮らしていた。時は流れ、成人となったおうけんは政略結婚に反発し、皇帝と婚姻の自由の約束を取り付ける。おうけんが喜びにふける一方で、辺境の地では数多くの戦士が国を守っていた。そんな中、忽蘭王の首を取ったしょうきが王に冊封されることになる。

100日の禁足を言い渡されたおうけんの元に、宛如が見舞いにやって来る。そして、旧正月の灯籠祭りの見物におうけんを誘う。約束の日、屋敷を抜け出したおうけんは宛如の代わりに待っていた子澹とにぎわう街へと出かける。しかし、楽しい時もつかの間、出先で子澹は何者かに命を狙われる。乱闘の中、2人は見知らぬ男たちに助けられるが…。

子澹が刺客に襲われた数日後、皇都ではしょうきを迎える準備が進んでいた。しょうきとの婚姻を言い渡された宛如は、その姿を一目見ようとおうけんと一緒に入城の儀を見に出かける。皇帝がしょうきと宮殿に向かおうとしたその時、王藺の忠臣である顧庸が王の冊封に反対し自害して抗議をする。忠臣の突然の死に王藺は皇帝に事の報告を申し出るが…。

皇后の策略で、皇太子である子隆の待つ華光殿に閉じ込められたおうけんは、追いかけてくる子隆を振り払い塀に上って逃げ出すが途中で足を滑らせ落ちてしまう。それを受け止めたのは、偶然外にいたしょうきだった。一方、宛如は自分をおうけんと勘違いした子隆に貞操を奪われる。烈火のごとく怒る皇帝は皇太子を廃位させようとするが…。

おうけんの身を案じる子澹は、皇帝におうけんとの婚姻の許可を取り付ける。時を同じくして、王藺はしょうきの屋敷を訪ねおうけんとの婚姻を提案する。そんな中、観念した宛如が未来の皇后になるとおうけんに話し、皇太子の元に嫁いでいく。王藺は婚礼後の皇太子に皇帝の信頼を回復するため、長年紛失していた玉璽を皇帝に渡すよう指示するが…。

倒れた皇帝の代わりを皇太子が務め、王藺が摂政となることが告げられる。そして、毒を盛った疑いで謝貴妃と子澹をはじめ謝氏一族は捕らえられてしまう。皇后は謝貴妃の牢に行き子澹を救いたければ罪を認め命を絶てと迫る。一方、子澹の身を案ずるおうけんの元に、子澹を助けたければしょうきと婚姻しろという皇后の言葉が伝えられる。

おうけんの元に宛如が訪ねてくるが、おうけんは婚姻が子澹のためだと明かせずにいた。宛如は牢を出て謝貴妃の弔いをする子澹に、しょうきと婚姻すると語ったおうけんの様子を伝え家門のために敵を討てと訴える。そんな中、弔問に訪れたおうけんの母長公主は子澹に自らの婚姻と引き換えにおうけんが子澹の命を守ったことを伝え、２人で逃げろと話すが…。

おうけんとしょうきの婚礼が厳かに執り行われるが、辺境の異変を聞いたしょうきは式の途中でおうけんに挨拶もせず寧朔へと発ってしまう。おうけんは屈辱を味わい、代わりに謝罪に来た宋懐恩に憤りをぶつける。その後、暉州へと居を移したおうけんはしょうきから届く文に目もくれず気ままな時を過ごしていた。そんな中、灯籠祭りが行われることになり…。

灯籠祭りの途中、何者かに連れ去られたおうけん。首謀者の前に連れていかれたおうけんは恨みを語るその男がしょうきによって滅ぼされた六盤の者だと知る。そんな中、おうけんが連れ去られなすすべもない錦児は皇帝陵へと向かい子澹に助けを求める。一方、おうけんの身を案じるしょうきの元には皇都から使臣の徐授が訪れ、閲兵式を楽しみにしていると話し…。

暉州でおうけんを捜す子澹は、思いがけず謝淵と再会する。謝淵は子澹の行動を叱責し、皇帝からの密命を見せ子澹を皇都へ向かわせる。一方、寧朔へ連れていかれたおうけんは、監視の目を盗み火を放って建物から抜け出す。そこでしょうきが送り込んだ胡光烈たちと会うが、脱出が不可能と判断したおうけんは閲兵式の日の危機をしょうきに伝えろと命じ…。

閲兵式の日、しょうきは兵を見せるとみせかけ徐授を殺してしまう。物陰からその様子を伺っていた賀蘭箴は、おうけんを装ったおとりを使いしょうきの命を奪おうとするが失敗に終わる。賀蘭箴はしょうきとの一騎打ちを申し出、おうけんを人質にしたまま演武場から脱出する。忽蘭領へ渡る橋にさしかかった時、後方にいたはずのしょうきが橋の先に現れ…。

傷の癒えたおうけんは皇都と寧朔の暮らしぶりの違いを目の当たりにする。そして、我が物顔に振る舞う侍女の杏児たちを懲らしめようとするが世話役の盧夫人が乗り込んでくる。そんな中、しばらく姿を見せなかったしょうきが戻り、賀蘭箴を助け忽蘭に送り届けてきたと明かす。おうけんは六盤を滅ぼしたのがしょうきではなかったことを聞かされる。

しょうきから真実を聞いて以来、おうけんはしょうきと顔を合わせられずにいた。酒を飲み酔ったおうけんは自分を介抱するしょうきにからみ眠り込んでしまう。そんなおうけんにしょうきは自分の本心を打ち明ける。一方、江南の地で謇寧王が挙兵ししょうきの元にも出陣の命令が届く。そんな中、しょうきはおうけんを草原へと連れ出し忽蘭の祭りで楽しい時を過ごすが…。

しょうきとおうけんの行動を外部に漏らした犯人を捜すため侍女たちが捕らえられる中、宋懐恩は盧夫人に目星をつけ自白させる。一方、おうけんは出陣するしょうきについていこうと荷造りを始めるが、しょうきに長公主の危篤を知らせる王藺からの文を渡される。信じられない事態に戸惑いつつも、しょうきとのしばしの別れを決めたおうけんは皇都に向けて旅立つ。

暉州に到着したおうけんは呉謙の謝罪と歓迎を受ける。そんな中、おうけんは呉謙の怪しい言動と町の不穏な様子に気づき宋懐恩に罠だと告げるが、結局呉謙に捕らわれてしまう。一方、捕らわれても気丈な態度を見せるおうけんに腹を立てる呉謙は、謝淵からおうけんを始末するよう命じられる。そばで聞いていた呉夫人はおうけんにその危機を知らせ…。

刺客に襲われたおうけんは牟連に命を救われる。時を同じくして宋懐恩も王氏の護衛兵を引き連れおうけんを助けにやって来る。交戦する暉州兵の姿を見た牟連は、兵士らに真の忠勇を問い謀反への加担をやめるよう説得する。おうけんたちは、迫り来る謇寧王の反乱軍から暉州を守るため、しょうきが入城したかのように見せかけ城門を掌握するが…。

謇寧王の攻城に備え策を練る宋懐恩はおうけんに避難を進めるが、おうけんは豫章王妃として兵と共にいると告げる。そんなおうけんの前に子澹が現れ一緒に逃げようと説得するが、民を置いて逃げる卑怯なまねはできないと突き放す。一方、謇寧王の軍が城壁の南門前に集結する。おうけんは攻城を遅らせようと馬に乗り城外の謇寧王の前に進み出る。