王宮に戻ったヒョクは皇帝と皇太弟を殺そうとした凶悪犯としてナ・ワンシクを公開捜査すると明言。そんな中、困った人にお金を届ける寄付王ナ・ワンシクのニュースが流れ、太后は自分の裏金が寄付に使われていると知る。

始末したと思っていたウン皇后が王宮に現れ、太后は大いにろうばいする。ウン皇后はアリの法定代理人を決定するための協力者としてナ・ワンシクを紹介し、ソヒョン皇后の事件と皇太弟の事件も調査すると発表する。

全員が集まる中、ウン皇后はサニーに法定代理人を任せると発表。ウン皇后はサニーに太皇太后からもらったかんざしをプレゼントするが、それを見たサニーは驚く。太皇太后の胸に刺さっていたものと同じだったのだ。

太后が麻薬を製造していたことを知ったヒョクとユンは太后にやめるよう訴えるが、太后は王室を維持するためには必要だと開き直る。王室で生まれ育ったヒョクは王室を捨てる覚悟が持てず、それ以上追及することができない。

王室を潰すというサニーの意思に変わりがないことを悟ったヒョクはサニーを部屋に監禁。こうして即位10周年の記念式が始まるが、そこへ監禁されているはずのサニーが現れ、ヒョクの足跡をまとめた映像を上映する。

即位式の１週間後、記者会見を開いた太后はテロの犯人はワンシクであり麻薬製造はヒョクの単独犯行だと釈明。ヒョクはワンシクが体を張って爆発を止めようとしたこと、そして太后が自分も殺そうとしていたことを知る。

王宮に戻った太后は財産を持って逃げようとするが、時すでに遅く、集まった記者のフラッシュを浴びながら逮捕される。太后の逮捕後、世間では王室廃止論が高まり、ヒョクから全権を委任されたサニーは大きな決断を下す。

ケジョルはト・ジヌのコネで、名門ピルソン病院で働くことになる。ジヌがケジョルを採用したのには理由があった。ジヌが手術中に心停止で死亡した患者は、事前にＣＴ画像をすり替えられていた。直後、地方病院に転院した医師とピルソン病院の理事長キム・ピルスの会話をケジョルが聞いたのだ。協力を求めるジヌに、関係ないと断るがケジョルだが…。

ヒョンはソリの名前も顔も忘れ果てても、彼女を待ち続けた。運命に逆らった彼は罰として、死者をあの世に導くコクドゥとなる。ソリと再会し「愛している」と言われるその日まで。ケジョルは弟の刑事チョルを頼って姿を消したジヌを捜す。その頃、死んだジヌと入れ替わりに現世にやってきたコクドゥは、女学生暴行犯の薬剤師ボンピルに制裁を下す。

ケジョルはジヌのせいで、病院を追い出される危機に。なんとしてもジヌを捜しだしたいケジョルは、ネットでジヌに関するあらぬ噂をまき散らす。コクドゥは、ジヌを非難する人々の声が頭に響き寝ることもできない。噂を流したケジョルを殺すと息巻くコクドゥ。一方、ネットで寄せられた情報から、ジヌ（コクドゥ）の居場所をつかんだケジョルは…。

コクドゥはケジョルがソリではと思い、指輪の件を尋ねるが…。ケジョルにキスしようとするコクドゥだが、ケジョルにストップと言われると動くことができない。再び就職活動をはじめたケジョルは、ヨンポ市にある病院が、住居を支給する破格の条件で女性医師を求めていることを知る。しかし、病院を訪れた彼女を待っていたのは…コクドゥだった。

幼女を虐待して殺害した男に制裁を加え、あの世に送るコクドゥ。いつものように瞬間移動でその場を去ろうとするが、なぜかうまくいかない…。一方ケジョルは、コクドゥと交際する条件が付いた医師の契約を拒否したため、10年分の賃貸料を請求される。起業支援をしているムン・ミョンジャを訪れ金を借りようとするが、そこにコクドゥが現れて…。

コクドゥが口ずさんだ歌は、交通事故で死んだ母が歌っていたものだった。コクドゥはケジョルの母を死者の国へ案内したのだ。歌を教わった代わりに、娘の願いはすべて聞くとコクドゥは約束する。コクドゥを連れて車を運転するケジョルは、人々の恨みの声が聞こえ苦しむコクドゥに驚き人をはねてしまう。しかし被害者もコクドゥも煙のように姿を消す。

被害者だと名乗りでたのは、ケジョルの元カレでゴルファーのチョン・イドゥンだった。そんなはずはないと反論するケジョルの目に映ったポスターの人物、パク・チュンソンが本当の被害者だが、２か月も前に死亡したという。実はチュンソンはピルソン病院の関係者で、医療事故のリストを持ち出した人物だ。チュンソンが生きていることを知ったピルスは…。

海に落ちたケジョルを救うコクドゥ。ケジョルにキスをし、彼女がソリであることを知る。コクドゥの部下の半神オクシンとカクシンは、２人のデート場所として素敵なレストランを予約するが…。ケジョルを襲ったジュンシクは、必ずケジョルを消すとピルスに電話する。一方、ジヌをヨンポ市のレストランで見たと友人から聞いた、ジヌの恋人ジョンウォンは…。

レストランに着ていく服がないと悩むケジョルだが、なぜか素敵なワンピースが宅配される。レストランでケジョルを待つコクドゥの前に、ジョンウォンが現れる。コクドゥに抱き着くジョンウォン。そこにやってきたケジョルは２人を見て愕然とする。ジヌは記憶喪失だと説明するケジョルだが、ジヌは私の恋人だとジョンウォンに打ち明けられて…。

コクドゥを、記憶を失くしたジヌだと思っているケジョルは、「コクドゥなんか消えてしまえ」と叫ぶ。その場に倒れるコクドゥ。驚いたケジョルの「戻ってきて」という言葉を聞き、息を吹き返す。オクシンからジヌのフリをしてはと言われ、コクドゥはジヌの日記帳に目を通す。患者が来ないケジョルの病院、ケジョルとコクドゥはビラを貼って回るが…。

記憶を取り戻したジヌを演じるコクドゥ。それが信じられないジョンウォンは、コクドゥをデートに誘う。一夜漬けで得た知識で、コクドゥは何とかジョンウォンを騙す。一方、ケジョルの前にチュンソンが現れ、ジヌの居場所を聞く。ピルソン病院の不正リストをジヌに渡したというのだ。ジヌの記憶が戻ったと聞き、安心するチュンソンだが…。

緊急手術の患者を前に、コクドゥは気を失って倒れる。目を覚ました時、彼はジヌになっていた。入れ替わりに黄泉の世界に戻ったコクドゥは、ジヌの魂と肉体はあと７日で滅び、コクドゥが戻ることもできないという。ジヌはケジョルに関心はなく、ジョンウォンを追い求める。ジョンウォンを訪れたジヌは、その場にいたチョルに殺人容疑で逮捕される。

オクシンが現世で経営する財閥、プルファグループのおかげでジヌは釈放される。オクシンと会ったジヌは、コクドゥもオクシンも、この世の人間ではないことを知る。不思議な鏡を通じて、黄泉の国のコクドゥと対話したジヌは、ケジョルは自分にも必要だと語る。病院に残ったジヌのもとにチュンソンが現れる。リストについて尋ねるチュンソンにジヌは…。

ケジョルを襲う黒い人影。ケジョルが、「コクドゥさん、戻ってきて！」と叫べば人間界に戻れるはずだったが、ケジョルを救ったのはジヌだった。ジヌは、コクドゥが戻ってきて自分が消えてしまうのが怖いと語る。魂が消え去るまであと１日、ジヌは交通事故を起こす。救急隊が死を確認するが、直後、彼は立ち上がる。もちろん、コクドゥとして。

ケジョルが両手に持ったアイスから、大きいほうを選ぶコクドゥ。それを見て、ケジョルは彼が帰ってきたことを確信する。イドゥンがピルソングループの傘下に入るという記事が出る。ピルスを訪ね、ピルソンの後援を受ける気はないというイドゥンだが、逆にピルスから脅迫を受ける。車の中で死亡したチュンソンが発見される。自殺だと処理されるが…。

コクドゥがケジョルの言葉に逆らえないと知ったピルスは、ケジョルにピルソン病院への復職を提案する。ピルスを殺しに現れたコクドゥだが、やはりケジョルに邪魔され引き下がることになる。コクドゥに愛を告白しようとするケジョルの口をキスでふさぐコクドゥ…。コクドゥはピルスに、ケジョルに手を出したら苦痛に満ちた死を迎えると警告する。

検診記録の改ざんがマスコミに暴露され、ピルソングループは窮地に陥る。ピルスは世間の目をそらすために、プルファグループの隠し子として、コクドゥの写真をネットに流す。世間に顔バレしたコクドゥは、自由に動き回れない。地方都市だから目立つというオクシンの提案に従い、コクドゥはソウルに引っ越すことにする。それを知ったケジョルは…。

悪党ばかりを殺す「天罰殺人鬼」。警察はジヌを犯人と疑い、チョルが捜査を担当することになる。一方、ケジョルとの同居が決まったコクドゥは新居を準備するが、引っ越しでピルソン病院検診改ざん記録のリストが見つかる。リストに載った人物を調査すると…。ケジョルとコクドゥは、互いに契約書を交わす。コクドゥは弟のチョルも紹介してくれと頼むが…。

初めましてと手を差し出すコクドゥに、過去にジヌを取り調べたチョルは激怒する。記憶障害のせいだと弁明するケジョルだが…。コクドゥがかかわった事件の目撃者が入院する病院、医師を信用できないチョルは、ケジョルに目撃者のケアを頼む。一方、ピルソン病院の検診改ざんリストに掲載された人物が、全員死亡していることを知ったコクドゥは…。

警察で取り調べを受けるコクドゥ。目撃者に彼が犯人か聞こうとするチョルだが、ケジョルが邪魔をする。スーパーで肉を手に取るケジョルにコクドゥは、血が嫌いだから肉はダメだと言う。こんな人間が殺人鬼のわけがないと思うケジョルだが…。警察が連続殺人の容疑者を発表する。目撃者にコクドゥが掛けた暗示のおかげで、無関係の組員が容疑者となる。

ジヌ（コクドゥ）を疑ったことを、チョルはケジョルに謝る。コクドゥへも謝罪してというケジョルだが…。一方、ピルスに弱みを握られているイドゥンは、ケジョルに連絡する。イドゥンは５年前、膝の故障を治すため、ピルソンバイオの新薬臨床試験に応じた。チュンソンのリストは、この被験者のリストだった。イドゥンはコクドゥに助けを求めるが…。

ジュンシクがケジョルを車で拉致した。追いかけるチョルとコクドゥはケジョルを取り戻すが、チョルはジュンシクがコーヒーに入れた睡眠薬でその場に倒れこむ。心配のあまり泣き出すケジョルを見て、自分が去ったあと１人この世に残されるケジョルを思い、コクドゥは頭を悩ませる。検察のピルソンバイオに対する捜査が始まる。ピルスも聴取されるが…。

コクドゥは、プールで溺死しそうになったイドゥンをわが家に連れ帰る。イドゥンの前世が、自分の弟であることを知ったコクドゥは、イドゥンの世話を焼くが…。ケジョルは、現世でコクドゥに残された時間が20日しかないことを知ってしまう。ショックを受けるケジョルにコクドゥは、俺は簡単に消えたりしないと告げ、彼女に指輪をプレゼントする。