昇進テストを全社員に受験させる件でセンター長の逆鱗に触れ、開発者たちからも総スカンを食うジャヨン。事前調査では反対が9割の惨状だ。ジャヨンはバンソクに協力を頼むが…。一方、ヘミの企画を横取りしたセグォンだが、プレゼンで失態を犯しヘミに助けを求め切り抜ける。だが、セグォンにはヘミを開発チームに入れるつもりはまったくない。

悔し涙を流すヘミ。バンソクは「泣いても始まらない。正面からぶつかれ」と励ます。テストの実施を決める投票日。ヘミは「テストで最高点を取ったら希望するプロジェクトに参加させてほしい」と訴える。投票結果はテスト実施が僅差で勝利。事業部に社長が訪問する。ジャヨンとセグォンの離婚を知らない社長は「お似合いの夫婦だ」と声を掛け…。

酒の席で、チャンイン事業部に来たのは「やり直したい男がいるから」と発言したジャヨン。セグォンの交際相手のソ・ナリは激怒し、セグォンは困惑する。ナリとセグォンの関係を知るバンソクは、２人を心配する。一方、本社のノ常務からバンソクを整理しろと指令されたジャヨン。社員のクビを切った経験のない人間は人事に要らないと言われ…。

バンソクの開発者としての能力を認め、解雇を言い出せないジャヨン。ところがバンソクの方から研究職に戻りたいと言いだす。そのためにはセンター長の承認が必要だ。ジャヨンが白羽の矢を立てたのはセグォン。「復縁を望む元妻を袖にして、10歳年下のナリにうつつをぬかす抜かす男」だと触れ回ると脅し、センター長の説得を迫るが…。

バンソクは開発者に復帰、開発2チームの所属となる。開発中の食洗器機について、QKコリア製メインチップを交換するよう提案するバンソク。しかし、前モデルを開発したセグォンに問題点を聞いても冷たい反応。センター長もQKの使用に固執する。不信感を抱くバンソク。一方、ノ常務を訪ねたジャヨンは、事業部の売却話が進んでいないと言われ…。

QKコリアとセンター長の癒着を疑うバンソクは、ジャヨンにそれを伝える。売却先に渡すことが決まった食洗機の開発で、トラブルが明るみに出るのはまずい。ついにこの件で本社から監査が入る。動揺したセグォンは、監査が入る前に食洗機メインチップの問題報告書を密かに持ち出す。2年前、食洗機の開発でエラーを指摘されたセグォンは…。

食洗機の前モデルで、メインチップの検査データを改ざんしたと告白するセグォン。ジャヨンは驚愕する。このままでは販売した100万台の全数リコールもありえる。ジャヨンの提案で食洗機技術の譲渡が決まった以上、問題が起こればジャヨンもただでは済まない。ノ常務に事態を報告するジャヨン。常務は売却話に支障が出ないよう隠蔽を指示する。

ジムミラーの開発継続を知り一安心のセグォン。バンソクはセグォンのデータ改ざんを非難、食洗機を検査して欠陥を見つけ本社に報告すると言いだす。バンソクの暴走を止めてくれとジャヨンに泣きつくセグォン。ジャヨンはバンソクに、事業所売却のため本社は食洗機の欠陥隠ぺいを決めたと告げる。会社にほとほと愛想が尽きたバンソクは…。

ジャヨンは社長に食洗機の不具合を告白。収拾策として、バンソクが開発した故障診断システムを付加することを提案する。試演会でのデモは無事に終わったが、それだけでことは済まない。事業所の売却は白紙となり、さらに診断システムの付加にかかる費用で会社は莫大な損害を受ける。ジャヨン、セグォン、バンソクの3人は本社に出頭を命じられる。

3人は監査チームから厳しい調査を受ける。データ改ざんは認めるが、売り上げへの貢献を考量すべきと訴えるセグォン。しかし相手にされない。懲戒解雇を知らされたセグォンは社長に土下座し、同じハン氏一族じゃないかと哀願する。冷笑しながらも撤回を考慮しようと答える社長。自宅待機を命じられたジャヨンは、認知症の父親が入院する施設を訪ねる。

データを改ざんしたセグォンは停職１か月。ジャヨンは戒告の処分を受ける。一方、バンソクは故障診断システムの開発を成功させて転職しようと、開発に没頭する。チャンイン事業部の経営は悪化し、人事チームに復帰したジャヨンに、本社は300人の大量解雇を命じる。チーム長級の中間管理職は軒並みリストラ対象となり、その中にバンソクの名前もあった。

バンソクは故障診断システムが完成するまで、３か月待って欲しいとジャヨンに訴える。結局、３カ月の延長が認められたが、職場はセンター長付きで仕事はお茶くみだった。ここで３か月働くか即退職するかバンソクに迫るジャヨン。シン・ハンスが後を引き継いだ故障診断システムのベータテストが始まる。バンソクはハンスを連れて顧客の家に向かうが……。

バンソクは、自宅のハンミョン製食洗器を爆破するとジャヨンを脅す。駆けつけたジャヨンとの会話を録音してネットに上げると言い、この間の自分への扱いは不当労働行為だと社長にメールを送る。大きくなる一方の騒ぎに困り果てたセンター長とペ常務は、一方の当事者であるジャヨンに辞表を書かせることで、バンソクをなだめようとするが……。

希望退職は中止され、多くの社員がリストラを免れた。しかし、バンソクは１人辞表をしたためる。ジャヨンは辞職を迫られ店でヤケ酒を飲む。そこにバンソクと同僚たちも訪れ、バンソクはジャヨンがサイコパスだと言う。あんたこそテロリストだと叫ぶジャヨン。一方、ジムミラーに故障診断システムを適用したらとハンスに提案されたバンソクは……。

バンソクはジムミラーの開発チームに復帰する。一方ジャヨンはナリの働く商品企画チームに新人として配属される。開発のことが何も分からないジャヨンは、バンソクに「素人がいても迷惑だ」と言われながら奮闘する。そんなある日、ジャヨンの父親の症状が悪化する。妹に代わって父の面倒を見るため、自分のマンションに数日間引き取ることになるが……。

ジャヨンが突然半休を取る。バンソクは「転職の面接か」と嫌味を言う。バンソクがマンションに帰ると駐車場でジャヨンの声がする。病院から連れ帰った認知症の父親が車から降りようとしないのだ。バンソクが近づくと、父親はバンソクをセグォンと勘違いし車を降りた。一方、事業部に復帰したセグォンは、バンソクのいる１チームのチーム長となり……。

セグォンが、酔ってジャヨンのマンションに押しかける。ジャヨンの父親が倒れる原因を作ったセグォンは、ひと言義父に謝りたいとジャヨンに言い募る。一方でセグォンは、ジムミラーから故障診断システムを外すと宣言、バンソクと対立する。ハンミョン電子社長と犬猿の仲の弟が社長を務めるハンミョンＥ＆Ｃ。その社長とセグォンが密談をする姿が……。

ジャヨンに、転職紹介サイトから絶好の転職先が紹介される。役員待遇で高額年俸、しかし開発のキャリアが必要だという。ジャヨンはバンソクの下で、故障診断システムの開発を手伝うことにする。嫌がっていたバンソクだが、ジャヨンの熱意にほだされていく。一方、システムの起動時間を10分から30秒に短縮しろというセグォンの無理難題にバンソクは……。

ハンミョンＥ＆Ｃの前で行われたジムミラーの試演は大成功する。しかし翌日、Ｅ＆Ｃから契約を見合わせると連絡が届き、セグォンとチームの技術者２人が辞表を出してＥ＆Ｃに転職する。ジムミラー技術をＥ＆Ｃに売り渡す、これがセグォンの目論見だった。激怒するバンソク。社長はセグォンを告訴すると息巻くが、スキャンダルになると側近に言われ……。

セグォンからＥ＆Ｃに誘われたハンスだが、良心に従いたいと断る。ジャヨンもまたＥ＆Ｃに誘われるが、希望の会社が見つかるまで残ると宣言する。しかし、バンソクはついに辞職を決断する。多くの同僚たちが去ってくバンソクを見送る。最後にジャヨンが現れ、２人はハグして別れる。それから２か月後、ジャヨンのもとに面接の案内が届いた…。

バンソクは自らバンストーン社を起業し、最高運営責任者としてジャヨン、技術部長にハンス、企画担当にはナリが合流する。ジャヨンはバンソクが開発した故障予測システム「ＤＳドクター」への投資を募る。セグォンのいるＥ＆Ｃへプレゼンを行い、技術提供が決まる。しかしハンミョン電子がジムミラーを買い戻し、セグォンは解雇されてしまう。

バンストーンとの契約もハンミョン電子に渡るが、極端な安値を提示され交渉は決裂する。一方、中途解雇の慰謝料３億ウォンを受け取ったセグォンは、それをバンストーンに出資する。スタートアップ企業の技術コンテストにＤＳドクターを出品するバンストーン。見事１位に輝き賞金１億ウォンを獲得、バンソクたちは明るい未来へ向けて踏み出した。

年末の授賞式で受賞するほどの世界的スター・フジュンは、完ぺきな人生を歩んでいるがスターゆえに秘密も悩みも多い。一方、入社３年のグニョンはまともな成果のない下っ端記者で、さらには彼氏・ロイにもひどく傷つけられた大晦日を送っていた。ある日、ＪＪが開いたパーティーで取材しようと意気込むグニョンは、フジュンと最悪な出会いをする。

フジュンが原因で会社から解雇を言い渡されたグニョンは、家も住めない状態に。復職するために、解雇理由の一因であるフジュンに会いに行こうとするが、スターは簡単には会えない。グニョンの次の作戦はフジュンの裏の顔を暴露することだったが…。さらに、フジュンのある発言を見つけたプロデューサーがリアリティー番組を企画して…。

フジュンの発言がきっかけに誕生したリアリティー番組の企画が、本格的にスタートする。そんな時に、家の契約が解除になって行く当てのないグニョンは、番組の撮影場所であるマンションに戻ってくる。一方、フジュンがジムに向かうと、そこでイニョンが撮影していた。撮影の休憩中に、フジュンは着ていたパーカーをイニョンにかけるが、その場面をジェジュンが見てしまい…。

撮影前の飲み会で泥酔状態になったグニョンは、偶然ジェジュンと出会う。写真撮影当日、室内での撮影は順調に進んだものの、野外シーンでちょっとしたハプニングから２人は気まずい雰囲気に。撮影が終わって、スタッフが帰るとマンションの部屋に戻ってきたグニョンだが、プロデューサーたちが何故か部屋に戻ってきて…。

ついに、撮影がスタートするが気が合わない２人。メイクさんにフジュはカメラが止まると別人見たいでしょと言われ、顔を引きつらせてしまうグニョン。撮影の別日、足をケガしたと言って現れたフジュンをあれこれ手伝うグニョンは、貰ったビタミン剤をイタズラでフジュンの飲み物に入れ…。

撮影で訪れた高級店が、元彼・ロイの店だったことに驚くグニョン。しかも、ロイから贈られたサイズの合わない靴を履いていたことで、余計気分がすぐれない。一方、イニョンはジェジュンと仲直りしようとサプライズを準備したが、２人の中でフジュンのことをうまく消化できないことで結局ケンカに。ビジネスのためにと代表に頼まれて誕生日パーティーに参加していたフジュンが、偶々そこに出くわしてしまい…。

撮影で広い部屋を掃除することになったフジュンとグニョン。雑巾がけをするグニョンは、入るなと言われていた2階の部屋に入ろうとするが、配線作業をしていたフジュンに阻止されてしまう。日本へ撮影に行く日、グニョンは記者として採用してくれるという会社に面接に行くが…。一方、イニョンが単独で日本にCMを撮りに行ったこと、CMの相手がフジュンと知ったジェジュンは…。

ラーメン店からの帰り、フジュンとイニョンが雨の中話しているのを見かけたジヒャンとグニョン。フジュンとイニョンがまた一緒にいるところを見たグニョンは、イニョンのことが気になる。翌日、２人のCM撮影を見守るグニョンとジェジュンは、思わず２人とも毒づいてしまう。観光に出かけたフジュンとグニョン、ジヒャンだが、ジヒャンが車に財布を取りに行っている間に…。