ハンマー殺人鬼は公開処刑されたが、その場にいた目撃者は犯人の顔どころか殺害された場面さえ覚えていない。記憶を消す超能力殺人事件が発生したのである。悪人ばかりを狙った凄惨な殺人事件が相次ぐ中、トン・ベクとソンミはそれぞれ過去に超能力殺人鬼と出会っていたことに気付く。

ソンミが発見した石こう像の死体は、彼女が子供の頃に目撃した父親の殺害場面をそのまま再現したものであった。20年前にソンミの父親を殺して消えた連続殺人犯が戻ってきたのか。それとも超能力殺人鬼がソンミを弄ぶために模倣したのか。ソンミと２人だけで捜査に乗り出すトン・ベク。ソンミの記憶の中に埋もれた決定的な糸口をつかもうとするが…

20年前に悪人だけを狙って殺していた執行者の有力な容疑者として浮かび上がったチン・ジェギュ。記憶のスキャンを拒否し、思いがけない予言でトン・ベクとソンミを挑発する。月の最後の日が暮れる前に凄惨な殺人が再び起こるという予言。ソンミは警察を総動員して容疑者を監視する。トン・ベクは予言に隠された巧妙なトリックを見破るのだが…

ジェギュのアリバイのトリックを見破ったトン・ベクとソンミ。２人はジェギュを現行犯逮捕するため秘密通路にわなを仕掛ける。それを知らないジェギュは最後の犠牲者が今夜殺されると３度目の予言をする。そして自分の記憶をスキャンするよう提案するのであった。トン・ベクはジェギュの肩をつかみ、超能力対決に突入する。

ジェギュは20年前にソンミの父親を殺した執行者であったが、超能力殺人鬼の消しゴムではなかった。家族を守るために殺人を犯すしかなかったジェギュ。トン・ベクとソンミは彼の記憶の中に残っている消しゴムの痕跡を追跡し、一度に７人もの命を奪った事件にたどり着く。そして、なんと数日前に犯人はトン・ベクの体に接触していたのだった。

殺人予告が再び始まると、トン・ベクとソンミは守りから攻撃へと方針を転換する。ソンミは、殺人鬼が狙う有力なターゲットを餌に攻撃的なわなを仕掛けていく。トン・ベクは、わなに掛かった殺人鬼と顔を合わせることになり銃口を向けるのだが…

再び２人だけで犯人を追い始めたトン・ベクとソンミは20年前に隠蔽された集団虐殺事件に注目する。虐殺現場にいた殺人鬼の正体を追跡する過程で犯人の体に大きな傷痕があるという決定的な事実を突き止める。しかし、トン・ベクとソンミは自分たちの近くに同じ傷痕をもつ人物がいることを知らない。

20年前に集団虐殺の現場から消えた警察官は、腕に深い傷を負う。シヌンの腕にも深い傷痕があった。その事実を知らないトン・ベクとソンミは、現在起こっている連続殺人事件を捜査する過程でシヌンというパズルの最後のピースに到達する。トン・ベクはシヌンの記憶を強制的にスキャンしようとするが…

20年前に集団虐殺の現場にいたことが明らかになったトン・ベクはシヌンによって殺人の容疑者にされる。しかし、ソンミはトン・ベクを信じてジェギュの空き家をアジトにして事件の真相を探る。ついに消しゴムの復しゅう劇の最終目的を突き止めた２人。消しゴムの敵であり20年にわたる全ての悪事の陰謀者と対面する。

トン・ベクとソンミは全ての元凶であるファン・ピルソンに消しゴムによる復しゅうを警告する。しかしピルソンは驚きもせず、消しゴムだけでなくトン・ベクまで排除しようとする。トン・ベクとソンミはピルソンの記憶の中に隠れている消しゴムの真実を探り出そうとする。命懸けの記憶スキャンは成功したのだが…

生死の境をさまようギョンタン。トン・ベクは死を覚悟して証言映像を残す。ジウンはトン・ベクの証言を報道するという重責を担うことになる。トン・ベクとソンミは再び危険を冒し、消しゴムと対面することになる。そして、２人を前に消しゴムは想像もできないような事実を口にするのであった。

ついに明らかになった消しゴムの正体。消しゴムが明かす全ての事件の始まりと真相。真実を知ったトン・ベクは消しゴムとの最後の戦いに挑む。それぞれ違う正義のために超能力を使ってきた２人。しれつな戦いの末、消しゴムの銃口はトン・ベクに向けられるのだが…

好きな人が出来たユナは彼のことで頭がいっぱいで勉強にも身が入らない。姿が見えないと無意識に捜してしまうのだが、イケメンでモテている彼とうまく接することができずにいる。夏休みの間、学校で勉強していると、そこに好意を寄せているウングがやって来て…

転校続きでうんざりしていたウングだったが今回ばかりは転校することを楽しみにしていた。なぜならSNSを見て好意を抱いていたユナのいる高校に転校するからだ。会ったこともないのに運命を感じていたウング。まずは親しくなろうとするが、つい余計な冗談を言ってからかってしまう。

ユナに恋心を抱いているギョムは告白したい気持ちでいっぱいだった。しかし、それと同時に好きだという気持ちがばれたら友達ではいられなくなるのではと思い、ユナを優しく見つめることしかできない。そこでギョムはいつもと違った姿を見せ、ユナの女心をくすぐる行動に出る。

つきあって２年以上がたつソラとテヒは別れの危機を迎える。つい最近までラブラブだったはずなのに、スキンシップを避けるようになるテヒ。それだけでなく秘密が増えていくばかりで不安を感じるソラはテヒに怒ってばかり。テヒの気持ちがすっかり冷めていることに気付いたソラは、ついに別れを切り出す。

ユナがウンジとの関係を誤解していると知ったウングは全てを話し、ユナが好きだという自分の思いも伝える。つきあうことになった２人だったが、ギョムから思いもよらない話を聞かされ戸惑うウング。ユナのことを好きになればなるほどウングは嫉妬心を隠せずにいた。

ソラに別れを告げられても、何も言えず引き止めることができなかったテヒ。話す機会を逃し、別れたことをずっと後悔していた。ソラに心配をかけまいと悩みを黙っていたテヒは、それが間違いだったと気付く。そしてけんかしても先に折れて歩み寄ってくれていたソラに、テヒは今回、自分から歩み寄ることを決意する。

ついに大学入試の日がやって来る。ウングから特製のお守りを受け取ったユナは、いつももらってばかりだったことに感謝していた。試験が終わりウングの提案で海へ行くことにした５人。そこへソラが誘ったウンジも合流する。それぞれが大好きな相手にこの先の進路のことや、やりたいこと、そして好きだという気持ちをストレートに伝える。

国際映画祭で受賞経験もある映画プロデューサーのスジンは映画化を見据えて人気のウェブ漫画を読んでおくよう社長に言われ、渋々読み始める。

ミョンスとスジンは泥酔して、ミョンスの元カノ３人に呼び出しメールを送ってしまう。スジンの会社にやってきた元カノたちは映画化の話に反対する。

スジンは元カノたちを説得するため、3人の前で自分もミョンスの元カノだったと話す。お酒を飲んで意気投合した4人はミョンスを酒の席に呼ぶ。

元カノたちからシナリオに口出しをされて困り果てたミョンスとスジンは、元カノ用に別のシナリオを作る。

ファヨンの会社を訪れたスジンとミョンスは、外出中のファヨンの代わりに現れたヨンジェと食事へ行く。

ララと一緒にいるところへスジンとゴンに出くわしたファヨンは、ララを高校の同級生だとゴンに紹介する。

スジンたちの研修旅行先にジアとララも合流する。ミョンスが部屋を出ている間に次々と元カノたちが部屋に入ってきて…。

ララの誘惑作戦も失敗に終わり、スジンは涙ながらに本心を話してゴンに頼むが、泣くのはダサいと一蹴され、スジンはゴンに説教してしまう。

ファヨンはゴンに戻ってもらうためにミョンスを追い出そうと考え、ミョンスの前で酔ったふりをしながらスジンがふびんだと訴える。

ミョンスはスジンに本当の恋人になろうと告白するが、そこへ連載終了のサプライズパーティーをしようと部屋に隠れていた元カノたちやゴンが現れる。

スジンはミョンスのカメラに残っていたジアの動画を見て、まだジアのことが好きなのではないかと不安になる。